今日は2月2日。語呂合わせで浮かぶのは「夫婦の日」ですよね。
「じ(2)いじ(2)爺じ」で「おじいさんの日」、「ず(2)つう(2)」で「頭痛の日」、「じ(2)んじ(2)」で「人事の日」というのがありましたが、ちょっと無理がありますよね?
他にも「No.2の日」というのがありました。いきなりクイズです。
★No.2クイズ
①北海道に次いで広い都道府県はどこでしょう?
②香川県に次いで狭い都道府県はどこでしょう?
③富士山に次いで高い山はどこでしょう?
④関東平野に次いで大きい平野はどこでしょう?
⑤琵琶湖に次いで大きい湖はどこでしょう?
⑥信濃川に次いで長い川はどこでしょう?
⑦高山市(岐阜県)に次いで面積が広い市はどこでしょう?
⑧横手(秋田県)盆地に次いで大きい盆地はどこでしょう?
「2」といえば、ふと思い浮かんだのが「二刀流」でした。1月31日(火)の朝日新聞朝刊の「リレーおぴにおん」は、「二刀流で行こう 大谷選手が呼ばれたわけは」(中村明さん 国語学者)がおもしろかったので、紹介します。
★辞典の「二刀流」
①左右の手に刀を持って戦う剣術の流儀。
②酒も甘いものも好きなこと。
・二刀流から派生した「両刀遣い」も、意味は同じ。
★何が二刀流と呼ばれるか?
・同じ野球でも、左右両方の打席で打つスイッチヒッターは二刀流と呼ばれない。
・野球と卓球など複数のスポーツをたしなんでも、普通は「何刀流」と呼ばれない。
・「詩人で小説家」「歌手で俳優」も文学や芸能というひとくくりだからか二刀流とは呼ばれない。
・こうして見ると二刀流と呼べるものは意外と少ない。
・大谷選手は誰も挑戦しない、普通でないことをしたからこそ、呼び名として定着したのではないか。
★「二足のわらじ」
・「両立しないような2つの職業・立場を同じ人が兼ねる事」と辞典にはある。
・二刀流と呼ぶとしっくりこないけど、二足のわらじとなら言えそうな例は多い。
・本来は、ばくち打ちとそれを取り締まる岡っ引きのように「本質的に違う正反対のもの」の組み合わせだったが、正反対の意味は薄れていき、ただ2つの物を両立する場合にも使われる。
・けれど大谷選手が「二足のわらじ」を履いている、とは言えないだろう。
★「二」が付く言葉
・「二」がつく言葉には悪い意味のものも多い。
「二股をかける」「二の足を踏む」「二の舞を演ずる」「二番煎じ」「二の次」・・・。
・一つの物事に集中するのをよしとする文化、
何かするからには一番を目指すべき、
「ダメなら二番でも」というのは潔くない、
という考え方があるのかもしれない。
「酒も甘いものも好きな人」はたくさんいると思いますが、「二刀流」とは言わなくなりましたよね。大谷選手が「二刀流」の価値を高めてしまったんでしょうね。
昨日のクイズの答えです。
①岩手県 ②大阪府 ③北岳 ④石狩平野(北海道)
⑤霞ヶ浦 ⑥利根川 ⑦浜松市(静岡県) ⑧松本盆地(長野県)
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