昨日紹介した2人の先生の名言はいかがでしたか?教師という仕事は、たくさんの出会いがあるし、人の成長に何回も立ち会えるなんて、お金や時間には替えがたい仕事ですよね?
今日も読売新聞の「教育ルネサンス」では、「〔先生〕第1部 向き合う」から最終回(1月24日)の武田鉄矢さん(73)の話に注目してみます。
★武田さんの教育実習
・5人きょうだいの末っ子、大学進学の条件は地元の国立大。
・1浪して福岡教育大ろう学校教員養成課程に合格。
・1966年に入学。学園紛争の真っ最中で大学は封鎖。
・大学3年の時に1カ月、小学校で教育実習。
社会科の幕末の単元。大好きな坂本龍馬を語り、明治維新の志士の身長と体重を貼る。
「注意散漫な子でも、あんたが教壇に立つと話を聞く」と担当教官から褒められる。
・大学4年の秋、福岡ろう学校の教育実習を最後に、大学を休学。
・レコード会社の誘いを受けて、バンド仲間と東京に旅立つ。
★「3年B組金八先生」
・金八先生を初めて演じたのは、30歳。
・武田さん演じる坂本金八が、非行やいじめなどの問題に体当たりで挑む姿は、32年間にわたり、計185本のドラマになった。
・現場で鍛えられ、演技が上達する子どもの姿に、教育の本質を見たような気がした。
★腐ったミカンの回の有名なセリフ
・大学時代の教授の言葉が元ネタ。
教授は、生活用品をつくり大企業で出世した同級生から「相変わらず、貧乏くさく先生やってるのか」と言われ、「君は日用品を作れ。僕は人間を作る」と言い返した。
・「我々はミカンや機械を作ってるんじゃないんです。
我々は人間を作ってるんです。
たとえ世の中がどうであれ、教師が生徒を信じなかったら、教師はいったい何のために存在してるんですか」
★名言
①「小さい苗は、苗代で密集してもまれ、勢い良く成長する」
②「思春期には狭い教室で仲間と学ぶことがすごく大事」
③「人間の心理や哲学への好奇心があれば、学校ほど面白い場所はない」
④「学校は子どもたちと未来を語り合える場所」
⑤「教え子が『あの先生こんなこと言ってたな』って思い出す度、何回でもこの世によみがえることができる。そんな職業はなかなかない。最高の職業ですよ」
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