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No弐-667 国枝慎吾さんから学ぶ

 1月23日です。日本生活習慣病予防協会が提唱する「一無二少三多の日」を見つけました。

 生活するうえで無い方がいいもの、少ない方がいいもの、多い方がいいものといえば何が浮かびますか?

 

  今日は、各紙国枝慎吾選手(38)の引退を伝えていました。

・「昨年念願のウインブルドンタイトルを獲得してからは、ツアーで戦うエネルギーが残り僅かであることを感じる日々でした。

 昨年10回目の年間王者になった事でもう十分やりきったという感情が高まり決意した次第です」とSNSで昨日説明。

・10度の年間王者、4大大会優勝50回(シングルス28勝、ダブルス22勝)、パラリンピック金4回(シングルス3回、ダブルス1回)、「生涯ゴールデンスラム」達成。

 

★各紙の見出し

・朝日 「国枝『最強伝説』完結」、「世界一位のまま引退 カッコつけすぎかもしれませんが」、「高めた競技性 理想の形に」

・読売 「最強国枝 現役全う」、「『最高の選手』『功績に敬意』ねぎらいの声」、

・スポーツニッポン 「車いすテニス界レジェンド国枝『世界1位のまま』引退」

・日経 「車いすテニスパラで金4個」、「レジェンド完全燃焼」、「『1球たりとも手を抜かず』誇り」

 

 国枝さんについては、「No弐-162(2021年9月5日)メダリストから学ぶ22」で取り上げました。さらに付け加えてみます。 

 

★国枝選手のエピソード

・1984年2月21日 千葉県柏市出身

・93年(9歳)脊髄腫瘍発病、車いす生活に。

・95年(11歳)母の勧めで車椅子テニスを始める。

・04年 アテネ大会・ダブルス優勝。

・06年 シングルスで世界ランキング1位

・07年 全豪、全仏、全米優勝。史上初の年間グランドスラム。 

・08年 北京大会・シングルス優勝

・09年 プロ転向 コーチとした約束「格好いいテニスを目指そう」

・12年 ロンドン大会・シングルス優勝(連覇)。

・16年 リオ大会は肘手術の影響もあり、シングルスは準々決勝敗退。

 スイングの修正、ラケットの変更、車いすの改良。

・18年 全豪、全仏シングルス優勝。

 バックハンドの強化、前へ出て勝負する攻撃的スタイルにモデルチェンジ。

・21年 全豪、全仏敗退、7月のウインブルドンでも初戦敗退。

 東京大会シングルス優勝(3度目)。「金メダルは99.9%信じられなかった。最後の瞬間を思い出せないぐらい興奮した。一生分泣きました。枯れました」

・22年 念願だったウインブルドン・シングルス初優勝

 

★名言

・「最後まで1球たりとも、ボールを打つことに手を抜かなかったことを誇りに思います」

・「負けるたびに何かを変えようと取り組んでいる。時には悪い意味で変わる時もあるが、回り道、寄り道しながら自分自身の正解を求めている」。

 

「手を抜かない」「変化を恐れない」、そして「負けから学ぶ」「回り道のよさ」もぜひ伝えてください。

 

★一無二少三多

 一無(無煙・禁煙)、二少(少食と少酒)、三多(多動と多休と多接)でした。

 私なら一無(無悩)、二少(少重と少誤)、三多(多感と多趣と多知)かしら?