今日は、成人の年齢が18歳に引き下げられ、初めて迎える成人の日。
4年前、No202(2019年1月14日)で成人式を取り上げました。
・昨年(2018年)は、「はれのひ」という会社が成人の日に突然事業を停止し、着付けを予約していた子たちが晴れ着を着ることができず、式への参加をとりやめる者が出た。
・日本で今日のような形態の成人式になったのは、1946年(昭和21年)11月22日、埼玉県の蕨市で実施された「青年祭」がルーツ。当時の服装は、男性は国民服、女性はもんぺ。
・その後1949年から1月15日を成人の日に制定、2000年から1月第2月曜日に移動。
・本来一人前の大人としての決意をすべき場が、モラルの低下。「七五三現象」と言う。
・成人となる年齢は各国で異なり、141の国・地域で18歳(16歳・17歳も含む)。
・成人年齢に達した事を全国一斉に祝うような祭典を行う国はほとんどない。
・振り袖の購入価格は平均36万円、レンタル15万円(2019年)。
さっき近所の店では、「振り袖レンタル一式27万円、33万円」と書かれてあったそうですよ。2倍ですね。うーん?
今日の朝日新聞朝刊からです。
・多くの自治体が、式典の名前を変えた上で従来通り、20歳を対象に「成人式」を開くが、18歳を対象にする自治体もある。
・新型コロナの影響を受けた世代のため、2年遅れの「成人式」も開かれた。
★対象年齢を引き下げない自治体
・大阪市は、アンケート(成人式実行委員、高校生対象、2019~20)では、対象年齢は「20歳がいい」(約8割)。18歳の多くは高校3年生で就職や受験が重なる。
・北海道別海町は、来年度18歳の式を3月の「春分の日」に開く予定が、昨夏の町民アンケートで約8割が反対で見送った。
◎反対理由
高校生 ・新生活の準備に忙しい。せっかくの集まりに飲酒ができない。
親世代 ・振り袖を着させてあげたいが、進学など経済的な負担の大きい時期にされると困る。高校生のうちに成人式に違和感がある。
★対象年齢を引き下げる自治体
・三重県伊賀市は20歳の成人式(8日)、19歳(3月)、18歳(5月)に開く。
来年以降は18歳に成人式の5月に実施。
「法律上は18歳で成人であり、責任と自覚を持ってもらう機会にしたい。5月開催は受験が終わり卒業後の生活も落ち着き、集まりやすいと考えた」(市担当者)
・宮崎県美郷町は、19歳と20歳の成人式(3日)、今後は18歳を対象に8月実施。
★コロナで2年遅れの成人式
・世田谷区は、「22歳のつどい」(8日)を開いた。約360人が参加。
皆さんは、自分の成人式のことを覚えていますか?成人式という祭典は必要かしら?
最近の卒業式もなんですが、「七五三」化しているのが気になります。
成人って何?自分が働いた給料で家族や友達、恩人を招待し、招かれた方も成人したことを共に喜べる会にしたらどうかしら?
自他ともに成人として認められたら、責任と自覚が芽生えるような気がします。
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