昨年末12月30日(金)読売新聞朝刊「くらし 家庭」欄の「笑顔取り戻し幸福に」の見出しが目に留まりました。
「コロナ禍でのマスク生活もそろそろ3年」ですよね。皆さんの周りに「笑顔を見せることが減り、口角が上がらなくなってしまった人」はいますか?
★間々田佳子さん(表情筋研究家)の話
・マスク生活が長く続き、顔を動かすことへの意識が薄れていると感じる。
・口周りの筋肉が弱り、笑顔をきれいにつくれない人もいる。
★調査「コロナ前との笑顔の回数の変化」(昨年7月、20~60代男女約1000人対象、EQ)
・3割以上が減ったと回答
・「マスクをしているから、必要以上に笑わなくていい」という回答もあった。
・コロナ禍でひとりで過ごす時間が増えたことも、笑顔が減った原因の一つ。
★ニコキフ
・株式会社EQ(人材育成事業)は、2022年から企業を対象にサービス「ニコキフ」をスタート。
社員が自分のスマホに向かって笑顔を見せるとポイントがたまる。
企業はそのポイントをもとに算出した額を寄付したい団体に贈る。
・田村ビルズグループ(不動産事業)は22年7月に「ニコキフ」を導入。
約180人の社員が朝礼時や出社前に自宅で笑顔を作り、ポイントを地元の教育機関に寄付することを目指す。
★菅原徹さん(早稲田大研究員、笑顔研究)の話
・表情筋は意欲を左右する脳の神経系につながっている。
・笑顔になることで意欲が高まるなど、笑顔には様々な効果がある。
・マスクをして会話をすると、していない時より表情筋の一つで笑顔になる時に大きく動く頬の筋肉(大頬骨(きょうこつ)筋)の動きが少なくなった。
・人の笑顔を見ると自分も笑顔になり、笑顔が伝染することがある。
「ミラーニューロン」の働きで、相手の表情や動きをまねするため。
・笑顔を取り戻せば、それをみた相手も幸福を感じる。
たかが笑顔、されど笑顔。笑顔は伝染するから、マスクをしていても意識したいですよね。
子どもたちと一緒に表情筋トレーニングを楽しんでみてはいかがでしょう?
★表情筋の鍛え方
①鼻から息を吸い、口を「う」の形にして、勢いよく息を吐く。
口の周りの筋肉を引き締める。
②口を「お」の形にして下に引く。
ほうれい線をしっかり伸ばす。
③頬と口角を強く引き上げ、口を逆三角形に開き、目を見開く。
・この動きを続けた後に力を抜くと、じわっと顔が熱くなるように感じる。
・これを3回から5回繰り返す。
④「ほほのVトレ」親指と人さし指で頬を持ち上げ、上の歯8本が見えるように笑顔をつくり、目を見開く。
このまま5秒数え、指を外して5秒キープ。
上の歯8本の左右にすき間が出る状態が最もきれいに見える笑顔。
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