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No弐-636  ボードゲーム2

 大変遅くなりました。今日は、終業式の学校が多いのでしょうか?2学期もお疲れ様でした。

 昨日は、朝日新聞朝刊「教育」欄に「ボードゲームで学ぶ」から、大阪の小学校の先生の実践とSDGsをテーマにしたゲーム「ゲット・ザ・ポイント」を紹介しました。

 今日は、昨日(21日)の記事に注目してみます。

 

★伊與田一成さん(39)の実践

・2014年から愛知県安城市で学習塾「伊與田塾」を経営。

・社会人が思考力向上を目指すような研修プログラムを子ども向けに提供し、発想力や論理的思考を育もうとしている。

・名古屋市のIT企業でシステムエンジニアをしていた。

・新人の採用や研修にもかかわるなかで「もっと柔軟な考え方を持てばいいのに」と思う場面がしばしばあった。

・社会人になる前からの教育が重要なのではないかと思い、企業。

 

・ボードゲームとの出会いは偶然。手探りで様々なゲームを取り入れてきた。

・授業にコミュニケ―ション要素を取り入れようとして見つけたのが、当時ブームになっていた「人狼」。

・論理的思考を身に付けてほしい子には、何手か先まで考えないと勝てないゲームを

 授業中に言葉を発してほしい子には、他の子に交渉を持ちかけるような仕組みを持ったゲーム選ぶ。

・両方の目的を果たせるのが無人島を開拓するドイツ発のゲーム「カタン」。

・塾では週1回1時間、ひと月にわたり繰り返し遊びながら、ゲームの構造を理解する。

 

★日本ボードゲーム協会

・教育現場でボードゲームを活用する人びとを支援しようと、今年4月「日本ボードゲーム教育協会」を発足。

・「ものすごい種類があるなかで、このゲームを遊ぶとこんな力がつくという情報が欲しい教育関係者は多いはず。その体系をつくりたい」

◎親子ゲームジャム

・今夏、都内で「親子ゲームジャム」を開催。2日間、14組参加。

・初日は、数種のボードゲームを遊ぶ中で、それらの仕組みの幅広さを感じる。

・2日目は、初日の体験をふまえたオリジナルゲーム作りに挑む。

・<新しい家事>をテーマに加え、既存のゲームの改修をお題に入れる。

・前日に感じた面白さがどこにあったのか、仕組みを分析、理解しながら作る。

・どのチームも午前中には形になり、テストプレーを重ねて、完成させた。

 

★設立に携わった財津康輔さん(39)の話

・ボードゲームは、社会のあちこちに存在するルールへの態度や感度を高めるのに適した遊びだと感じている。

・デジタルゲームはルールがコンピューターの中にあり、あまりルールを意識する必要がない。

・ボードゲームはプレーヤーが常にルールを意識して運用しながらゲームを成り立たせていく。

・元々のルールをいじってローカルルールで遊ぶこともできる。

 

 皆さんのオススメのボードゲームってありますか?

 ルールを学んだり、思考力を伸ばしたり、コミュニケ―ション力を育んだりするには、ボードゲームがもっと注目されてもいいと思います。

 

 私はドイツ発の「カタン」都いうゲームが気になりました。

 ぜひこの冬休みに集めて、家族や仲間と体験し、3学期には学級で広めてみてはいかがでしょう?