今日は、勤労感謝の日ですね。毎日のお勤めご苦労様です。今日はゆっくりしてください。
2年前No881で勤労感謝の日を紹介しました。
1948年、宮中行事の「新嘗祭」が、勤労感謝の日に装いを改めて国民の祝日になりました。
また今日は、1年で最後の祝日で、固定休の中で最も長く続いている休日でした。
今年も森光子さんの名言「不満は ストレスの素、感謝は エネルギー」を思い出しました。
さて、なんでまた今日は樋口一葉?と思われた方もいるでしょう?11月23日は何の日かを調べていると、樋口一葉の忌日だと分かったからです。
実は、樋口一葉は1872年5月2日生まれで、今年で生誕150年。東京新聞(5月2日)にも紹介されていたのを思い出しました。早速、一葉のことを調べ(Wikipedia)、10問クイズを作ってみました。
Q1.一葉の出身は、どこでしょう? ①山梨県 ②東京府 ③長野県
Q2.本名は何と言ったでしょう? ①はる ②なつ ③あき ④ふゆ
Q3.一葉の最終学歴は? ①小学高等科卒 ②女子高等学校卒 ③師範学校卒
Q4.卒業後、父の知人の紹介で中島歌子の歌塾に入門します。何という塾だったでしょう?
①歌乃舎 ②梅之舎 ③萩の舎
Q5. 父親の事業の失敗と死によって貧困生活を支えることになります。一葉が何歳の時でしょう? ①15歳 ②17歳 ③19歳
Q6.その後、小説を書くこと決意し、20歳の時にいくつかの秀作を執筆。1892年に書いた作品で初めて原稿料を受け取ることができました。その作品は?
①①うもれ木 ②大つごもり ③十三夜
Q7. 1893年、生活苦打開のため、吉原遊郭近くで店を開きます。この時の経験が、後の代表作「たけくらべ」の題材となっています。どんな店だったでしょう?
①呉服屋 ②雑貨店 ③小料理屋
Q8.「たけくらべ」をはじめ、一葉の才を高く評価した作家は誰でしょう?
①森鴎外 ②夏目漱石 ③島崎藤村
Q9.1896年24歳の時、何の病気で亡くなったのでしょう?
①肺炎 ②赤痢 ③肺結核
Q10.一葉の肖像は、五千円紙幣の表面に採用されていますが、女性としては、2人目でした。1人目は誰でしょう? ①卑弥呼 ②神功皇后 ③北条政子
Q1. ②東京府 1872年(明治5年)5月2日、東京府内幸町の東京府庁構内(現在の千代田区)の長屋(官舎)で、樋口家の次女として誕生。(父親は東京府下級役人)
生涯15回の転居を繰り返しながら、東京で過ごしたので、明治の作家・斎藤緑雨から「東京の人なり」と称された。
Q2. ②なつ 戸籍名は「奈津」、本人は「夏子」と名乗ることが多かった。
歌人としては夏子、小説家としては無姓志向の一葉、新聞小説の戯号は浅香のぬま子、春日野しか子として筆名を使い分けている。
一葉という筆名は、当時困窮していた事(お足がない)と「一枚の葦の葉」の舟に乗って中国へ渡り、後に手足を失った達磨の逸話に引っ掛けた。
Q3. ①小学高等科卒 1883年(明治16年)12月、高等科第四級を首席で卒業(11歳)。上級に進まずに退学。これは母親が、女性に学業は不要だと考えていたため。
幼少の頃から読書が好きで、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」を3日で読破したとも伝えられている。
Q4. ③萩の舎(はぎのや) 当時、公家・旧大名などの名家、明治政府の政治家・軍人の夫人、令嬢らが通い、門人は1000人を超えた。王朝文学も学ぶ。
Q5. ②17歳 1889年(明治22年)、警視庁を退職した父親は家屋敷を売った金で、荷車請負業組合設立事業に参画するが、出資金をだまし取られ、負債を残して死去。
一葉は17歳で樋口家を背負うことになる。(長男は2年前に肺結核で死去、次男は8年前に素行が悪く分籍、勘当されていたため)
母と妹と3人での針仕事や洗い張り、下駄の蝉表作りなどをするが、それだけでは足りず、方々に借金を繰り返す苦しい生活を強いられる。
Q6. ①うもれ木 田辺花圃(一葉と花圃は萩の舎の二才媛と呼ばれた)の紹介で、小説「うもれ木」を雑誌に発表。初めて原稿料が11円50銭(6円は借金返済)。
Q7. ②雑貨店 荒物と駄菓子を売る。翌年近所に同業者が開業し、商売が苦しくなり廃業。
Q8. ①森鴎外 一葉の才能を高く評価し、当代随一の医師を頼み往診に向かわせた。
早世を惜しんだ鷗外は、正装で、騎馬にて棺に従う参列を打診したが、遺族に丁重に断られた。
Q9. ③肺結核 11月23日、丸山福山町(文京区)の自宅で24歳6か月で死去。自宅跡には、一葉終焉の地を示す石碑が建てられている。一葉の作家生活は14か月余りだった。
Q10.②神功(じんぐう)皇后 1881年(明治14年)発行の1円紙幣に採用され、日本初の肖像入りお札。一葉は123年ぶり2人目。
神功皇后は、日本武尊(ヤマトタケル)の第2子、14代仲哀(ちゅうあい)天皇の皇后。巫女的な女性で、日本書紀」の中で非常に大きな武勲を立てたと記されている。
五千円札は、徳太子、新渡戸稲造に次いで3人目。
2024年に発行される五千円札の津田梅子は、3人目の女性の肖像となる。
いかがでしたか?私もこの歳になって初めて樋口一葉のことを知りました。あー楽しかった!
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