20日からサッカーのワールドカップカタール大会が開幕します。1週間後の23日のドイツ戦が今から待ち遠しいです。
そこで今日は、先週、11月12日(土) 日本経済新聞別冊「プラス1」の「くらし探検隊」にあった「サッカーPK」の記事が面白かったので紹介します。早速、クイズにしてみました。
Q1. PKの距離はゴールラインから何ヤードありますか?
①10ヤード(約9.14m) ②12ヤード(約10.97m) ③15ヤード(約13.72m)
Q2.前回W杯ロシア大会でのPK成功率は何%だったでしょう?
①30% ②50% ③70%
Q3. PK戦の得点確率が最も高いのはゴールのどこでしょう?
①左上 ②左下 ③右上 ④右下
★PK(ペナルティーキック)の歴史
・1891年、イングランドの世界最古のカップ戦「FAカップ」の試合で、ゴールラインに飛んだボールをディフェンダーが手で止める事態が起きた。
・当時はファウルされてもフリーキックしか与えられなかった。
・ファウルしたチームはキッカーのすぐ前に「人間の壁」を作り、シュートは失敗。
・これは不公平、加えてディフェンダーのゴール付近の悪質なファウルも目立っていたので、同年のサッカーの国際会議でPK採用が決まる。
★PKの距離
・ゴールラインから12ヤード(約10.97m)
・正式な理由は残っていないが、ゴールエリアの6ヤードとペナルティエリアの18 ヤードの中間地点を取って12ヤードに決まったと考えるのが一般的。(国際サッカー評議会)
・単純に6ヤードの2倍としたと推察(日本サッカー協会)
★PK成功率
・1978年のW杯から延長戦の後にPKを導入。
・2018年ロシア大会11大会のPKゴール196本(276本中)、成功率70%。
・PK戦の得点確率はゴール右上が最も高い(87.5%)。(米ノースウエスタン大学の学生調査)
「ゴールキーパーの多くが右利きのため、右方向(キッカーから見ると左方向)にジャンプしやすいからだろう」
・多くのキッカーはゴールの高いところを正確に蹴るのは技術が必要なので、左下や右下を狙う傾向があるが、成功率は、左下(63.4%)、右下(73.9%)で差がある。
・①右上(87.5%) ②右中(75.7%) ③左上、左中(75.0%) ⑤右下(73.9%) ⑥左下(63.4%)
・真ん中は ⑦中中(61.1%)⑧中下(60.0%) ⑨中上(57.8%)
★PKの成功を左右する主な要因
①心理(大きな重圧を跳ね返す)
「決められれば勝利する」成功率(92%)、「外せば敗北する」成功率(62%)
・メンタルトレーナー帯同で選手の精神力を磨くチームも目立つ。
②情報収集・分析力(GKの癖などを見極める)
・ドイツ代表は相手のキッカーやGKの癖などを事前に徹底的に調べ、PKに強いことで知られる。
③技術(狙ったところに正確に蹴る) ④コンディション(疲労の度合い)
★VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入
・2018年ロシア大会のPK数(PK戦を除く)29回(過去最多)
Q1. ②12ヤード(約10.97m) Q2.③70% Q3.③右上(87.5%)
いかがでしたか?PKの関心が高まりましたか?来週の「授業のまくら」にいかがでしょう?
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