先週10月27日から読書週間が始まったそうです。10月28日(金)の読売新聞には「読書推進月間」の記事があり、注目してみました。
★全国学校図書館協議会調査
◎5月1か月間の平均読書冊数
・小学生(4~6年) 6.5冊→13.2冊、中学生 2.1冊→4.7冊
・30年前と比べて倍増。「朝読書」などが広まったことが要因。
・小6女子 10.2冊→中1女子 6.7冊
・小6男子 10.5冊→中1男子 5.6冊
・学年が上がると読書冊数は減り、特に小学校から中学に上がる段階の落ち込みが大きい。
・新聞を購読しない家庭の増加、中学からの朝読書の時間の減少、生活全般での活字に接する機会の減少。
◎1か月に1冊も読書しない割合
・小6男子10.4%→中3男子31%→高3男子68.5%
・背景は、SNSや動画サイトなどの普及で、子どもが短い文章しか読まず、長い物語や文章に慣れていない。
◎小学生に人気がある読み物
・「まんがでよくわかるシリーズ」(女子1位、男子2位)
・「科学漫画サバイバルシリーズ」(男子1位、女子9位)
・「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(女子2位、男子4位)
・「5分後に意外な結末シリーズ」(女子3位、男子9位)
・「ざんねんないきもの事典」(男子6位、女子8位)
・「かいけつゾロリ」(男子3位、女子10位)
・「ハリー・ポッター・シリーズ」(女子7位、男子10位)
男子「空想科学読本」(5位)、「星のカービィ」(7位)、「ぼくらシリーズ(宗田理)」(8位)
女子「5分後に意外な結末シリーズ」(3位)、「ラストで君は「まさか!」と言うシリーズ」(4位)、「四つ子ぐらし」(4位)、「本の怪談シリーズ」(4位)
◎中学生に人気がある読み物
・「5分後に意外な結末シリーズ」(男子1位、女子1位)
・「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(女子4位、男子9位)
・「ハリー・ポッター・シリーズ」(男子4位、女子10位)
男子「空想科学読本」(2位)、「名探偵コナン」(3位)、「ざんねんないきもの事典」(5位)、「ぼくらシリーズ(宗田理)」(5位)、「ONE PIECE」(7位)、「ソードアート・オンライン」(7位)、「54字の物語」(9位)
女子「5分シリーズ」(2位)、「告白予行練習シリーズ」(3位)、「余命10年」(5位)、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(6位)、「人間失格」(7位)、「ハイキュー!!」(8位)、
「君の膵臓を食べたい」(8位)、「桜のような僕の恋人」(10位)
◎高校生に人気がある読み物
・「余命10年」(女子1位、男子2位)
・「君の膵臓を食べたい」(女子4位、男子9位)
男子「転校したらスライムだった件」(1位)、「ようこそ実力至上主義の教室へ」(2位)、「聖域」(2位)、「マスカレードシリーズ」(5位)、「ガリレオシリーズ」(6位)、「ソードアート・オンライン」(7位)、「Re:ゼロから始める異世界生活」(8位)、「1%の努力」(9位)、「探偵はもう、死んでいる」(9位)
女子「桜のような僕の恋人」(2位)、「かがみの孤城」(3位)、「人間失格」(4位)、「ハリー・ポッター・シリーズ」(6位)、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(7位)、「カラフル」(7位)、「推し、燃ゆ」(9位)、「そして、バトンを渡された」(10位 )
いかがでしたか? 私は、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」、「5分後に意外な結末シリーズ」に興味を持ちました。
高校生の時に読んだ太宰治の「人間失格」が中高生女子に人気があるのは意外でした。
子どもたちが好きな本には目を通しておけるといいですね。
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