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No弐-568 鉄道150年あれこれ

 今日は、一昨日の朝日新聞朝刊の「鉄道150年のあゆみ」からです。

 日本で最初の鉄道が東京・新橋―横浜間で開業してから、10月14日でちょうど150年を迎えました。 

 

★弁当

・「日本最古の駅弁」説の一つが、1885年、宇都宮駅での地元旅館主人の販売説。 

 ゴマをまぶした梅干し入りのおにぎり2個、たくあん2枚を添えて竹の皮で包む。(5銭)

・本格的な幕の内弁当は1889年、姫路駅に登場。

 経木の折り箱に、タイの塩焼き、伊達巻、かまぼこ、奈良漬けなど。

・鉄道網の拡大とともに旅行ブームが起こると、駅弁も発展、多様化。

・新幹線開業などで鉄道の高速化が進むと駅の売り上げは減少したが、全国各地のデパートで開催される駅弁大会は大人気。

・コロナ禍からの復活を目指す業界は、冷凍駅弁や通信販売が好評。

 

★レール

・鉄道開業時のレールは「双頭レール」。車輪が接触する上部と、枕木に固定される底部が同じ形。英国から輸入、高価。枕木固定に特定の部品が必要で、使い勝手が悪い。

・その後、底部の幅が広く安定性が高い「平底レール」が普及。

古いレールは駅ホームの支柱などに再利用。

・リニアモーターカーは、レールの代わりに電磁石を利用。車両が約10㎝浮き上がる。

 

★時計

・鉄道開業前は、「不定時報」。1日を昼と夜に分けてそれぞれ6等分し、季節で1刻の長さが変わる

・正確な時間を知るすべがない。政府は増上寺の鐘を新橋駅近くの愛宕山に移設し、発車時刻に鳴らす計画が、増上寺の反対で実現せず。

・開業直後、太陽暦が採用。1日を24等分する「定時法」導入。これをきっかけに分刻みの時間感覚を持つようになり、「時間に正確な日本人」が生まれたとされる。

・いまは利用客がスマホなどで正確な時間が分かるようになったので、JR東日本は駅構内にある時計の撤去を進める。

・2019年以降、山手線ホームの発車案内も「〇分後」の表記に切り替わっている。

 

★車両

・1872年鉄道開業に合わせ、英国から蒸気機関車(SL)を輸入。新橋―横浜間(29km)53分。 

・1893年、国産初のSLが鉄道庁神戸工場で誕生。

・「D51」(デゴイチの愛称)は1936年からの9年間で最多の1115両製造。

・D51の設計を手掛けた鉄道技術者の島秀雄さんは、新幹線の生みの親。

・JR東日本が研究開発中の試験車両「ALFA-X」は時速360km運転を目指す。

 騒音の原因となるトンネル進入時の圧力波を防ぐための先頭者の長い鼻が特徴。

 

 皆さんはオススメの駅弁ってありますか?私は、新幹線は新横浜から乗るのですが、よく崎陽軒のシウマイを買うのですが、今度は違うのにチャレンジしてみようかしら?