今日は、先週9月22日(木)朝日新聞朝刊の「スポーツ」欄に連載されている「子どもとスポーツ」からです。
2012年ロンドン五輪女子体操代表の田中理恵さん(35)の記事に注目してみました。
★体操スタート~中学時代
・両親は元体操選手。庭に鉄棒、家の中にトランポリンがある家庭に育つ。
・小学校に入ると2人の兄たちと練習に通う日々が始まる。
・父はコーチの1人、母は練習の撮影係。
・平日は午後9時まで練習。帰りの車中で母が作った弁当を食べる。休みは水曜のみ。
・中3で全国3位。その直後、ケガをして練習量が減ると身長が伸び出す。生理が始まる。
「空気を吸っているだけで、体重も体脂肪も増えるんじゃないか」と不安、イライラ。
★高校時代
・高校に入るとコーチが男性というだけで反発、無視。爆食い。
・両親には、全て筒抜けだったが知らないふり。
・父は高校の保健体育教諭。「体操をやめた後の人生の方が長い。生理が止まるから、体脂肪は必要以上に落としてはいけない」
・高校総体では2桁順位にとどまる。高3の秋に限界を感じ、母の「やめたい」を口にする。母は「いいよ。明日から行かなくて」と優しい声で言った。
・カラオケに行ったり、ご飯に行ったり普通の高校生活を楽しんだが、2か月後、「夢や目標のない生活って、こんなにも楽しくないのか」
・母に「もう一度、体操をやりたいなあ」と伝えると「どうぞ~。明日から行ってください」。父は「お帰り~。何キロ太ったん?」と迎えてくれる。
★大学時代~
・日体大に進学。「体操をやめた後の人生の方が長い」という父と同じ考えのコーチと出会い、体操人生好天。
・寮の食事をしっかり食べ、体を動かすことを徹底させられたことで、「自分をコントロールできる理想的な体」ができる。
・20歳を過ぎてエンジンがかかる。大学4年で初めて日本代表。
・10年世界選手権で、美しい体操を見せた選手に贈られる「エレガンス賞」日本女子初受賞。
・12年ロンドン五輪で、「3きょうだい五輪」の夢を叶える。
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