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No弐-546  相撲雑学9

 9月11日から始まった大相撲秋場所も残り2日間、誰が優勝するのでしょうね?

 相撲を取り上げたのは、2020年の春「No636 相撲」(3月23日)が最初でした。白鵬の44回の優勝で終わった無観客の大阪場所。行司や呼び出しの声、体当たりの音などが新鮮でした。

 

 その後も相撲雑学をいくつか紹介してきました。

・床山が髪を結い、呼出が柝(き)を打ち、行司が土俵をさばき、力士が四股を踏む一連の所作は、大地を鎮め、邪悪なものを押さえ込む。

・横綱の土俵入りは五穀豊穣と世の中の平安を祈願するため。

・日本の大相撲は、江戸時代の始め頃、寺社が建立や移築のための資金を集める興行。

・世界には、41の相撲競技。ヤール・ギュレッシュ(トルコ)、ブフ(モンゴル)、コシティ(インド)、シルム(韓国)。

・国技館の力士用トイレは、普通の便器の1.5倍の大きさで頑丈。

・本場所で1日に使う塩の量は約45kg、一場所で650kg以上。一般の家庭の10年分の塩を1日でまく。

・国技館の東は、実際は北。ロイヤルボックス、カメラは北で正面。

・取り組み前にヒシャクで水をつける力水は、清める為の水なので、口をすすぐだけ。

 

 読売新聞では、今場所の記事の中に「知る 国技」と題して、相撲の雑学を紹介しています。  

 今日、明日の2日間は、これを話題にしてみようと思います。早速クイズにしてみました。

★アマ横綱になると幕下何枚目格付け出しの資格が得られるでしょう?

①10枚目 ②15枚目 ③20枚目

 

★国技館で使う土はどこの土でしょう?

 ①埼玉県 ②千葉県 ③茨城県

 

★相撲の懸賞金は1本何万円入っているでしょう?

 ①3万円 ②5万円 ③7万円 

 

★控え座布団を交換しているのは誰でしょう?

 ①付け人 ②呼び出し ③雑用係

 

★土俵に一番近いところで観戦できる溜(たまり)席は、別名何と言われているでしょう?

①土かぶり ②塩かぶり ③砂かぶり

 

★付け出し アマ横綱だけなら ②15枚目

・アマ相撲経験のある入門者が実力を認められて各段の番付外に記される制度。

・アマ横綱を決める全日本相撲選手権に加え、他の主要3大会(学生横綱、実業団横綱、国体横綱)を一つでも優勝すれば、幕下10枚目格付け出し資格が得られる。

 

★土俵(9月14日)  ①埼玉県

・呼び出し総出で、東京場所は初日5日前の火曜日から3日間かけて完成。

・使用する土は1場所約40トン。

・かつて地方場所は開催地近郊の土を使っていたが、力士会の要望で現在は、国技館で使う埼玉・荒川近郊の「荒木田」という土に統一。

・場所ごとに土は捨てるが、塩も含めて産業廃棄物として処理。

・「土は生き物で同じ土俵は二つと作れない」

 

★懸賞(9月15日)  ③7万円

・1本7万円。事務経費や力士名義の積立金が弾かれ、袋の中身の3万円が手取り。

・最多記録は61本。

・使い道様々。食事を振る舞う、貯金、親方・おかみさんに。

 

★座布団(9月16日)   ②呼び出し

・土俵下の控えで幕内力士だけが使うことが許される。

・しこ名入り、色も様々。後援者が贈ることが多い。

・絹製生地、90~100㎝四方、厚さ20㎝、約4㎏、完成所要1か月。

・付け人が支度部屋から土俵近くへ運び、呼び出しが引き継いで前の関取のものと交換。

 

★溜(たまり)席・升席(9月17日) ③砂かぶり

・溜席は「砂かぶり」とも呼ばれ、土俵に一番近いところで観戦できる特等席。

・一部は販売もしているが、大半は相撲協会に一定額以上の寄付をした「維持員」に割り当てられる。

・座席での飲食は不可。力士が落ちてきて怪我をする危険性があるので座れるのは今年の夏場所から16歳以上に限定。

・升席は溜席の後方に配置され、1升で最大4人座れる。飲食可能。