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No弐-531 ギフテッド教育3

 9月9日です。今週は長く感じられたのではないでしょうか?

 昨年も紹介したのですが、9月9日は、五節句のひとつで「重陽の節句」です。昔は、栗きんとんを食べる習慣があったそうです。

 他には語呂合わせから「救急の日」「九九の日」「手巻きずしの日」「きゅうりのキューちゃんの日」、ケンタッキーフライドチキンの創業者であるカーネル・サンダースさんの誕生日にちなんで「カーネルズ・デー」がありました。

 

 今日もギフテッドの2人の子に注目です。

★都内の小学6年生(11) (9月1日掲載)

・幼い頃から生物に夢中。0歳で図鑑に見入る。

・1歳で分子や原子に興味を持つ

・図書館から専門書を借りてきても、あっという間に読み終えてしまう。

・原生生物や古代生物の存在を知り、さらに生物学にはまりこむ。

・周囲に専門的な知識を語り合える人がなく、独学で研究をすすめる。

・その後、生物の知識を医療に応用した研究を志望し、「孫正義育英財団」に応募。

・渋谷の複合ビルにある「Infinity」の施設には、スーパーコンピューターや3Dプリンターなどの最新機器が並ぶ。

・財団に入ってから、年齢に関係なく興味がある分野で話が合う仲間と出会える。

・将来の夢は、生物の研究者と画家。

 

★都内の中学3年生(15) (9月1日掲載)

・3歳の頃、素因数分解ができるようになる。

・飯高茂名誉教授(学習院大・日本数学会元理事長)は週2回、オンラインの研究発表会を開催。小学1年の時、最前列に座って話を聞く。

・小学6年生で、中高生が参加する数学オリンピックで小学生でただ1人予選通過。

・65歳離れた「恩師」の飯高教授は、「導いてくれる唯一の存在」。

 

・飯高教授のゼミには、他のギフテッドの子も参加。数学の才に恵まれ、関心があっても学ぶ場がない子たちに広く門戸開放。

・「彼らには一貫して、教えないことにしている。彼らの才能は私よりはるかに上。彼ら自身には最善の道を探す力があると信じています」(飯高教授)

 

 ギフテッドの子だけに限らず、どの子にも輝くどんな小さな光も見逃さないプロでありたいですね。