· 

No弐-522 アイスとジェラート

 8月31日です。今日で夏休み終了の方も多いと聞きます。いよいよ明日からですね。

 今日は、夏の風物詩第3弾です。先週8月22日(月)朝日新聞朝刊「生活」欄の「疑問解決モンジロー」は、「アイスとジェラート違うの?」でした。説明できますか?

 

・アイスクリームとは、「牛乳や砂糖などの材料をクリーム状に冷やし固めた冷たいお菓子」

・市販のアイスのパッケージには、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」の表示がある。

・乳固形分、乳脂肪分という牛乳の成分を含む割合によって種類が分かれる。

・牛乳の乳固形成分は約12%、乳脂肪分は約3~4%。 

・乳脂肪分が多いと冷たさはゆるやかに感じて、植物油脂が多いほど鋭く感じる。

 

★アイスクリームの種類

・アイスクリーム類

 ①アイスクリーム(乳固形分15.0%以上)(乳脂肪分8.0%以上)

  こくがあってミルクの風味が豊かに感じられる。

 ②アイスミルク(乳固形分10.0%以上)(乳脂肪分3.0%以上)

 ③ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)

 

 ②、③は植物油脂が使われることもある。

・一般食品

 ④氷菓(乳固形分、乳脂肪分上記以外)

  アイスキャンディーやかき氷など乳成分をほとんど含まないもの。  

 

★ジェラート

・イタリア語で「凍った」という意味。

・アイスクリームだけでなく、シャーベットなども含めた氷菓子の総称。

・乳成分の割合によって4つの種類に分類できる。

・イタリアでは、乳脂肪分5%前後で作られていることが多い。(日本の規格ではアイスミルク)

・一般的には、アイスの原料に対する空気の混合割合(オーバーラン)に違いがある。

 アイスクリームは40~100%、ジェラートは20~40%で低め。

 空気の割合が高いと軽い口当たり、低いとねっとりした口当たりになる。

 

★アイスと気温の関係

・気温が25度でアイスクリーム類、30度で氷菓、35度で冷たい飲み物が欲しくなる。

 

★アイスを家でおいしく食べるコツ

・冷凍庫の奥底にしまい、温度変化が少ないようにする。

・長期間保管すると、乾燥して風味が損なわれるので、なるべく早く食べる。

・食べかけのものは、ラップなどで包んで感想を防ぐといい。

 

 これを読んだ方は、食後にアイスでもいかがでしょう?