昨日の定例「8月のがるべる」は、18人の方が参加してくださいました。
最初の近況報告と現場の情報交換では、こんな情報が寄せられました。
・K先生女児出産。
・2学期スタート9月1日、来週月曜日(8月29日)、
・2期制。夏休みは、所見の下書き作成。
・2学期の行事は、体育学習発表会、展覧会。
・高校生。TOKYO GLOBAL GATEWAYという江東区の体験型英語学習施設で学習。
・国内での部活や勉強合宿再開。参加前には全員に抗原検査キット配布。
☆一般がるべる 「一般企業における人材育成2022」 Yさん(人材育成アドバイサリー本部 ラーニング・プロフェッション ソリューションリーダー)
1.IT技術者育成とは?
・システムエンジニアといわれる職種の人たちを育成する仕事。
・プログラミングをする人、企業にどんなシステムが必要なのかを設計する人、ネットワークの環境を構築する人・・・。
・このLINEもシステムエンジニアたちが頑張って作ったものの一つ。
・「ユニコーンに乗って」というドラマ。
2.IT人材の確保
◎我が国では、2030年にはIT人材がどれくらい必要か?→79万人不足(経産省)
・みんなシステムエンジニア時代がやって来ると思ってもよい。
・そんな背景もあり、企業ではIT人材の採用に積極的。
3.企業採用の流れ
◎採用の現状
・IT人材は、興味があれば学習をしていない人も積極的に採用。
・興味はなくても、本人が希望して、コミュニケーション力などがあれば採用。
・専門知識がなくても採用。
・採用後の育成には、とても時間がかかる。
◎育成の現状
・業務に着くために必要な基礎を一から教える(学んでもらう)必要がある。
・適正を見る。アセスメントなどの結果から導き出す。
・十分な研修を行う事ができる企業は、ある程度の規模の企業でなくては難しい。
・全てのIT企業が十分な研修ができているか?かなり企業によって差がある。
4.1年間の研修の流れ
①「内定者研修」(内定式が済んで、入社まで)
他社に移らないようにするための引き止めの意味もあるが、入社前に同期のメンバーと繋がりを持ったり、研修の雰囲気を知ってもらうことで、入社しようとしている人に対して安心感を与えるため。
②「新入社員研修」(入社後2~3ヶ月)
社会人としてのマナーから、ITの基礎知識、配属後に必要となる専門知識を学習。
③OJTで現場で学び開始(新人研修後)
④「フォローアップ研修」
離職に繋がらないようにメンタルフォローやキャリアデザインなどを実施。
5.働き方、人材の特徴の変化
・オンラインで研修を実施する必要がある。
・気付く、伝える、整理する力がないと、ビジネスコミュニケーションが難しくなる。
・正解をもらえないとイライラする。
・自分はできると思わない。(自己肯定感が低い)
6.研修への思い
・システムエンジニアの場合、知識とスキルを学習しないと、現場に出ても、全くできる事がないので、基本をまずは学ぶということが絶対に必要になる。
・教員の世界は、研修が少なすぎる現状があるが、システムエンジニアは、研修ばかりやらなくてはいけない現状があり、どちらも極端。
・受講する人、時代によって、何が有益なのかが違う点が難しい。
・新入社員に対して研修を提供する際は、一方通行な研修なんて受け入れられない。
・民間企業では、研修の度にシビアなアンケート結果と向き合う。そうしなければ、次に研修を受注できない。
・研修会社は研修のプロとして、興味を持ってもらう研修を考え続けている。
・もっともっと教育と社会が繋がれば、改善するのでは?と思ったりしている。
企業と教員の研修の違いに気付くきっかけになったのではないでしょうか?
どんな職業にも研修がある。研修なしには成長しないことも分かっているのですが、日常の忙しさを理由に研修が後回しになってしまったり、負担に感じてしまったり。
立派な肩書きの講師から学ぶだけが研修ではないはずです。もっと身近に学年で、校内で学び合えるはずです。
情報にあふれた時代です。必要な情報が手に入れば、本人の努力で身につくこともたくさんありますが、他者と関わって気が付くことがより貴重なのだと思います。
「気付く、伝える、整理する力がないと、ビジネスコミュニケーションが難しくなる」というお話をいただきましたが、教員もこの力を意識して高めていきたいですね。
「気付く」今回も気づいたことが必ずあったのではないでしょうか?タイムリーに参加できなくても、LINE研修は後で読み返せるのがメリットです。
「伝える」「整理する」今回も自分の考えを伝えて下さったり、お礼を兼ねて整理して発信くださる方がいます。仲間の学びは参考になりませんか?刺激になりませんか?
これこそが研修の基盤だと信じます。ぜひ遠慮なく投稿してください。
早速M先生が見事に2枚に今日の研修をまとめてくれました。自分の思考の整理に役立つはずです。参考にしてみてください。
がるべるは、職業に関係なく、手軽に自己研鑽したい人の集まりの場だと考えます。
明日からも学びのきっかけになる情報をみつけて、紹介していきますね。
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