2学期に向けて、今週から出勤ですと言う声が聞かれます。
2年前、No756(2020年7月21日)で「夏休み」を話題にしました。
朝日新聞は、「小学校夏休み2週間未満25%」、読売新聞は、「夏休み『20日以下』7割」という見出しでした。
1~10日間(12%)、11~20日間(58%)、21~30日間(21%)、31~40日間(5%)、短縮なし(4%)、小学校で一番多かったのは、16日(21%)、次が23日(11%)でした。
コロナ一斉休校の影響を受けて、夏休み開始は8月1日(土)、8日(土)、2学期開始も8月24日(月)、25日(火)、17日(月)の学校が多かったのです。
今年は、2学期は9月1日(木)、8月29日(月)から始まると言う声が聞かれますが、いかがでしょうか?
さて、最近2学期に向けて6年担任の先生と話す機会がありました。話題に上がった一つに「宿題の与え方・家庭学習のさせ方」がありました。
家庭学習については、3年前、No350(2019年6月11日)で「母親の家庭学習とのかかわり」を話題にしました。
★「21世紀出生児縦断調査」(厚生労働省、小学校2年生(21世紀出生児)24000人対象、2018年5月)
・母親に「家で勉強するように言っているか?」の問いに「よくある」(61.2%)、「時々ある」(28.7%)、「ほとんどない・全くない」(9.6%)。
・母が勉強するように言っても30分未満の子(21.2%)、ほとんど言わなくてもする子(31.9%)。
・子ども達の家庭学習の時間(塾の時間も含む)は、30分から1時間未満が多く、次に1時間から2時間未満が多い。
2年前、No720(2020年6月15日)で再び「宿題を考える」を話題にしました。
★「小学生の宿題に関する意識調査」(バンダイ、小学生の子どもを持つ親600人対象、2019年12月)
・「毎日宿題がある」小学生は83.8%、「宿題はない」は0%。
・好きな宿題も嫌いな宿題も同じで、1位「算数」、2位「漢字」3位「音読」
・宿題に取り組む時間は放課後(90%) 、場所は自宅のリビング・ダイニング(74.2%)
・宿題の相談相手はどの教科も1位は母親、子どもの自主性に任せている(51.3%)
・親が考える宿題の意義の1位は、勉強する習慣を身につけさせる(46.7%)
先々週、No弐-504(8月13日)「肯定文で言う」で取り上げた「子どもの発達障害 子育てで大切なこと、やってはいけないこと」(SB新書)の著者の本田秀夫先生は、この書の中でこんなことを言っています。
「私はそもそも児童や生徒全員に宿題を出すことは意味がないと思っています。勉強が好きな子は、宿題がなくても自分から勉強します。勉強が嫌いな子は、宿題が負担で勉強がさらに嫌いになります。宿題が子どもの役に立つことなど、ないのです。宿題は百害あって一利なし。私はそう考えています」
私も賛成です。一律に課題を与える宿題はやめて、自分に合った自分のための勉強をする習慣を身につけさせたいと思いませんか?
それには授業が魅力的でなくてはいけません。授業がきっかけにならなければいけません。
今日学んだ「紫式部」が面白かったからさらに調べてみよう。
今日やった「なわとび」をもっと練習しよう。
今日の算数の問題が面白かったからドリルをやってみよう。
明日のために音読を上手にしよう。・・・・
★新開発「チャレンジ〇分ホームラーニングカード」
・「継続は力なり」自分の選んだ勉強時間を継続することにチャレンジ。
・時間 目標「学年×10分~20分」
6年生なら60分、90分(中盛)、120分(大盛)、
5年生なら50分、80分(中盛)、100分(大盛)、
4年生なら40分、60分(中盛)、80分(大盛)、
3年生なら30分、40分、50分(中盛)、60分(大盛) 2年生、1年生も同様。
自分に合った時間を選択。(これ以外の時間も可、途中の増減変更可)
・月~金(土日・休日なし)、月~日(休みなし)、月~日(休み1日)を選択。
・内容 自分の課題追究 調べる、ドリル、プリント、音読、体育・音楽・図工・家庭科可、読書可、塾の宿題可。
・毎日カード提出→検印→返却。月曜回収→先生からの助言・賞賛コメント記入→〇日後返却・ファイリング
データが欲しい方はお声かけください。
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