7月23日(土)朝日新聞別冊「be」の「元気にキレイに」は「自然の音」でした。
・鳥のさえずり、小川のせせらぎ、虫の鳴き声・・・。古くから日本人を癒してきた自然の音は、科学的にもリラックス効果が確かめられている。
・自然の音が人間にもたらす効果については、世界でさまざまな報告がある。
★自然がもたらす音の効果(米国国立公園局などの研究チーム)
・自然の音にまつわる世界中の研究を解析し、昨年に論文を発表。
・自然がもたらす音は、気分や認知能力を改善したり、痛みや心拍数、血圧を下げたりする効果を確認。
<音の種類>
➀水の音は、気分を良くする効果が大きい。
②鳥のさえずりは、ストレスや不快感を抑制する効果が大きい。
★③虫の鳴き声は?(千葉工業大学や日本工営中央研究所などのチーム)
・千葉県内の草原などの22か所で虫の鳴き声を採取し、エンマコオロギ、スズムシなどのバッタの仲間4種類の鳴き声を選定。
・これらを混ぜてつくったサンプル音を65人の学生に聞いてもらい、心理効果を聞く。
<結果>・二種、三種と鳴き声を混ぜることで穏やかな印象が高まり、音楽性も高まり、リラックス効果が増す。
◎関研一教授(千葉工業大学)の話
・多様性のある音の方が、人はホッとすることが心理的に確かめられた。
・人は、何万年も昔から自然の中で育まれてきた感性がベースにあって、リラックスしたり、感動したりしているのかもしれない。
・心地よい音の要件には高さや強さなども関係する。
・実験で用いた虫の鳴き声は、高い周波数の音が主体。
・セミの鳴き声は暑苦しいのは、野太く大きいから。
虫は秋のイメージですが、5月から鳴いているそうですから、音の高さや大きさ、ハーモニーを意識して聞いてみてはいかがでしょう。
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