昨日から大相撲名古屋場所が始まりました。No636(2020年3月23日)で相撲を取り上げて以来、相撲の雑学やひいきの力士のエピソードを度々紹介してきました。
「最近は、この時間帯にテレビを観ることができるようになり、関心が再び高まり、注目していたのが朝乃山という力士です。久々に応援したい関取誕生だったので、大関昇進が確実になり、うれしい限りです。」と書きました。
今日は、その朝乃山の記事が昨日朝日新聞朝刊(7月10日)にあったので、取り上げたいと思います。
・新型コロナウイルスのガイドライン違反から一年余で、番付けは西三段目22枚まで落ちた。
・昨年夏場所中に違反が判明し、翌名古屋場所から6場所の出場停止。
★元付け人が見た謹慎中
・朝乃山は気力を失いかけていた。反省の意を込めて、しばらく稽古場にも出てこなかった。
・稽古場に戻ってきたのは、次の名古屋場所のころ。若い衆に胸を出すようになった。
・昨年8月に父を亡くした。数日、故郷の富山で過ごし、戻ってきた。
(お父さんは、息子の大関昇進をいちばん喜び、本場所には富山から駆け付け、不甲斐ない相撲を取ると電話して叱る熱心な人で、不祥事で謹慎となった時も、関係者に頭を下げて回り、精神的に支えていた。)
・「めっちゃ泣きました。お父さんの顔を見た瞬間、あかんかった」と話していた。
・稽古場では、父を亡くしたショックをみじんもみせなかった。変わらずに集中していた。
・あるとき、「お母さんが心配なんです。悩んで寝られないと思うから、いい布団を買って送ってあげようと思って」と漏らした。
・故郷の母をこれ以上、心労をかけられない。相撲に打ち込む理由の一つを知った。
・父の死を乗り越えた朝乃山はたくましくなった。
・若い衆と同じく部屋の雑用(掃除やちゃんこ番など)もこなしながら、稽古を続けてきた。
・弟弟子らは「全然歯が立たない」「本当に強かった。まわしを取られたら勝てない」と舌を巻く。体の張りも問題ない。
・今場所はしこ名を「朝乃山英樹」(富山商高時代恩師(故人)の名前)から本名の「朝乃山広暉」に変更した。
・28歳の朝乃山が幕内に戻るには4~5場所を要する見通し。
幕下以下はひと場所は7戦なので、朝乃山は今日土俵に復帰し、勝地ました。418日ぶりの本場所出場だそうです。応援する楽しみが増えました。
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