6月9日(木)の朝日新聞朝刊にあった「学生時代に力に入れたことは? 就活生『エピソードがない』」の見出しが目に飛び込んできました。教え子の大学生活や就活が気になっているからです。
「ガクチカ」という言葉をご存知ですか?「学生時代に力を入れたこと」の略だそうです。
★都内の大学3年生の女性の声
・コロナ第1波の春に入学。
・この2年間はほとんど中国地方の実家でオンライン授業を受けて過ごした。
・4月から初めて全面的な対面授業になった。
・「ようやく大学生活が始まったという感じです」
・やっと始まった学生生活を楽しみたいが、すでに就職活動に焦りを抱く。
・アルバイトもサークル活動もほとんどできていない。
・「ガクチカについても話せることが何もない。何かエピソードをつくらないと」
・英語の資格試験などを受け始めた。
・「始まったばかりの大学生活で次は就活と言われても‥‥。正直、どうすればいいのかわかりません」
★2023年卒業予定大学生のアンケート(3月、首都圏の大学文系学部1000人、履修データセンター」
・コロナ禍による面接やエントリ-シートでアピールできるエピソード不足の影響(6割以上)
・採用面接で主に自己PRした内容は「アルバイト」や「クラブ・サークル」(500人以上)
「日常的な授業での考えや行動」(100人程度) 理由は「日常の学業行動にはインパクトのあるエピソードがない」が最も多く、回答の約7割を占めた。
★「学業」に着目する動き
・こうした現状に危機感を抱いた「履修データセンター」の代表取締役と「人材研究所」の代表の2人の呼びかけで「コロナ世代の就活を応援する会」が発足。
・目を付けたのは「学業」。これまでのガクチカの枠組みに入らないことが暗黙の了解だった。
・企業には、学生がどんな意図や目的で授業を選び、授業中やテスト対策でどんな行動をとったのかを確認する面接を求める。
・就活生には学業のアピール方法を伝える。
・大手企業を中心に約80社が賛同メンバーになっている。
・サークル活動にアルバイト、留学‥‥。ガクチカは、学生時代を彩り豊かに見せるが、「就活が成果自慢大会になってしまっている。面接する側がいまの学生の実情をしっかりみなければ」(人材研究所代表)
「学業」は、確かに平等な判断材料になるでしょう。私なら「何を学んだか」より、「学んだことを生かす力」と「かかわる力」をみてみたいな。
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