昨日、図書館で毎日新聞(5月7日)の「サッカー漫画新時代」を見つけました。
★主なサッカー漫画
①キャプテン翼(1981)高橋陽一、週刊少年ジャンプ 主人公FW・MF(小学校~)
②シュート!(1990)大島司、週刊少年マガジン 主人公FW(高校)
③ホイッスル!(1998)樋口大輔、週刊少年ジャンプ 主人公FW(中学)
④GIANT KILLING(2007)ツジトモ・綱本将也、モーニング 主人公監督(プロ)
⑤DAYS(2013)安田剛士、週刊少年マガジン 主人公FW(高校)
⑥アオアシ(2015)小林有吾、ビッグコミックスピリッツ 主人公DF(SB)(Jリーグユース)
⑦さよなら私のクラマー(2016)新川直司、週刊少年マガジン 主人公MF
⑧ブルーロック(2018)金城宗幸・ノ村優介、週刊少年マガジン 主人公FW(高校年代)
⑨Mr.CB(2018)綱本将也・谷嶋イサオ、ヤングチャンピオン 主人公DF(CB)(国内3部リーグ)
私は、1970年代の「赤き血のイレブン」(梶原一騎)はよく知っています。
新採の頃に子どもたちが「キャプテン翼」に夢中だったのを思い出しました。
空前のサッカーブームをもたらし、主人公の大空翼らが繰り出す超人的な技に子どもたちが熱狂していたのは覚えています。他は全く知りませんでした。
その発刊から40年が経過し、サッカー漫画は独自の進化を遂げ、主人公は王道のストライカーから守備の選手や監督などへと広がり、舞台も多様化しているそうです。
★サイドバック
・Jリーグ「FC東京VS浦和レッズ戦」(4月19日)、生中継したNHKは「『新感覚!』Jリーグ中継 主役はサイドバック」とテロップでうたった。
・ボールを追う通常のカメラワークではなく、スタジアムを上から見渡すアングルにした。
・FC東京の長友選手ら両チームのサイドバックの動きを中心に放送した。
・その理由は人気漫画「アオアシ」にある。主人公のポジションはサイドバックで「飛ぶ鳥の目」のようにピッチ全体の動きを把握できる特殊能力を持つ。
★主人公のポジジョンや舞台多様化の要因
・近年のサッカー漫画は、エースストライカーを描くものだけではなく、ポジションごとに登場人物の特性、性格、サッカーに対する思いなどを重ねる試みがなされている。
・「Mr.CB」はセンターバックが主人公、「ブルーロック」は、「全国から300人のFWを集めて最強のFW1人を決める」と選考の「バトル」を描く。
・「同じテーマの漫画を出さない」の工夫も背景にある。
・防具があって顔などの描き分けが難しいアメリカンフットボールやアイスホッケーなどと比べて、サッカーは「シンプルなユニホームでルールが分かりやすい」ことも、主人公のポジションや舞台が多様化した要因として考えられる。
主役の多様化ですね。面白いですね。いろんな子が輝ける時代だということです。
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