今日もサッカー元日本代表オシム監督の語録やエピソードを紹介します。
・躍進の原動力は猛練習にあった。「頭の中には1000でも2000でもメニューはある」と豪語し、実際に就任から1か月がたっても同じ練習が1つもないことにGMは驚いた。(日本経済新聞5月3日)
★オシム語録(朝日新聞5月3日)
・「(ロシア革命の指導者)レーニンは『勉強して、勉強して、勉強しろ』と言った。私は選手に『走って、走って、走れまくれ』と言っている」
誰が、いつ、どこに走るかが重要だと話した。
・「リスクを冒さないサッカーは、塩とコショウが入っていないスープのようなもの」
・「これは結婚みたいなもの。結婚も最初の頃はうまくいく。その後が気になる。
チームを車にたとえれば、全員で後押しするもの。
現在は一時的に止まっている。だからこそ全員で強く押さなければならない」(日本代表監督就任会見)
・「勝つと見えなくなるものあがる。負けるのは嫌だが、敗北は最良の教師だ。
ちょっと政治的な問題だが、日本は敗戦から学んだお手本だと世界は思っている。
歴史、戦争、原爆の上に立って復興した。
サッカーも強国に肩を並べることがどうしてできないのか。それが私の願いだ」(代表監督初戦を前に)
・「満員のスタンドを見て、失望させてはならないと改めて実感した。
日本のみなさんは本当にサッカーが好き。これはうれしい誤算だった」
・「お前らアマチュアか。おれはプロだ。死ぬ気でこの試合に臨んでいた。お前たちにその気持ちはあったか」
・日本選手は何が不足しているかと問われ「たくさんある。まず走る量を増すことだ。
考えるスピード、走るスピードを上げて、より高いレベルの技術を身に付けるべきだ。
皆さんは難しく考えすぎていないか。強国を分析し、まねするのはいい方法ではない。
コンプレックスから解放されて、日本の長所を磨くことだ」
★千田善さん(オシム代表監督の通訳・国際ジャーナリスト)の話
・「選手の性格やこれまでの人生がプレーに表れる」と言うところから出発していた。
・ベンチを振り返って指示を仰いでいた選手が積極的にいけるよう、
「チャレンジしろ。失敗したら責任は俺がとるから」と励ます。
・やり方を押し付けて勝たせるのではなく、選手が自分で考え、プレーを選択できるよう待つ。それが集団として機能すると、もっと強くなる。そんな立場でした。
・要点だけの選手のミーティングに対し、スタッフとは4、5時間。選手が何か聞いてきた時、応対できるように考えを伝えていた。
新聞(記者)によって語録の選び方も違うんですね。
教師として、社会人として真似たい心構えが見つかったらうれしいです。
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