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No弐-392 みかんとオレンジ  

今日は、今日の朝日新聞朝刊別冊「be」に連載されている「ののちゃんのDO科学」の「みかんとオレンジはどう違うの?」が目に留まりました。子どもたちならなんて答えるかしら?と想像してしまいました。

 

・みかんの仲間を「かんきつ類」って呼ぶ。みかんもオレンジもインドが原産の食べ物。

★みかんとオレンジの違いは何でしょう?

◎みかん

・皮が薄く、向きやすくて、やさしい甘みが特徴。ヘタが小さい。扁平型。

・世界的にはタンジェリン、マンダリンと呼ばれる。

・かんきつ類では国内で一番生産量が多い。

・中でも多いのは「温州(うんしゅう)みかん」鹿児島県長島町が発祥の地。江戸から明治にかけて栽培が全国各地に広がる。

◎オレンジ

・みかんより実が大きく、皮が厚くてむきにくい。香りがよくてほのかに酸味。

・人気は「スイートオレンジ類」 「ネーブルオレンジ」、「バレンシアオレンジ」「ブラッドオレンジ」など。

・世界ではかんきつ類の中で生産量が最多、7割を占める。ジュースの原料。カリフォルニアや南アフリカからの輸入品がほとんど。

・「サワーオレンジ類」は酸味が強くて生食に適さない。鏡餅の上に乗る「ダイダイ」、紅茶の香料に使われる「ベルガモット」など。★その他のかんきつ類にはどんなものがあるでしょう?

・「ブンタン類」 果実が大きく果皮が厚い。東南アジアにルーツを持つものが多い。

「ブンタン」、「グレープフルーツ」など。

・「タンゴール類」 ミカン類とスイートオレンジ類のかけあわせ。

「清美」や「せとか」など。

・「タンゼロ類」 ミカン類とブンタン類のかけあわせ。果肉が柔らかく食べやすい。

「セミノール」「ミオネラ」など。

・「雑柑類」 由来が明確ではない雑種性の柑橘の総称。日本に多い。

「夏みかん」「甘夏」、「ハッサク」、「イヨカン」など。

・「香酸柑橘類」 酸味が強い。料理のひと添えに欠かせない品種が多い。

「レモン」「スダチ」「カボス」「ユズ」など。

 皆さんは、紹介した「品種」名は全てご存知でしたか?スーパーで確認する楽しみが増えました。

 

★かんきつ類はどんな地球温暖化の影響を受けているでしょう?

 No弐-360(3月22日)「温暖化で変わる特産品」で紹介したように、八王子の亜熱帯果実、北海道のワイン用ブドウ、青森の桃など「地球温暖化の影響」があります。

 

・みかんの栽培には平均気温が16度くらいがちょうどよいが、温暖化は栽培に悪い影響を与えてしまっている。

「浮皮」 果肉と皮の間に隙間ができて、皮がぷかぷか浮く。

「日焼け果」 表皮が日焼けして変色。

・農家の対応 農薬をまく。余分な水分を吸わないように地面にシート。

・西日本ではみかんの栽培に向かない地域が広がる予想。東日本でみかんの栽培ができる土地が増える。

・温暖化に適する取り組み。愛媛県の夏場の高温に強いブレッドオレンジの完熟生産。

 どれを「授業のまくら」に使いましょうか?