3日目です。今日も朝日新聞朝刊の「いま先生は 第2部 勤務の『線引き』は」から「学校現場の実態」に注目してみます。
③「『妊娠は夏以降に』失意の退職」(3月29日)の記事から
★女性(30代)教諭(関東地方の私立小学校)
・2018年の春、荒れたクラスの学級運営や保護者対応に疲れ果てていた。
・「担任からおろしてほしい」。管理職に何度も訴えたが、「自分のためにも乗り切って」
・2019年春、2年ほど不妊治療をしていることを管理職に打ち明けた。
・「妊娠は夏以降に。年度途中で産休に入るのは保護者の心証が悪いので避けて」
・コロナ禍で負担が一層増すなか、その後も勤務を続けたが、もう限界。およそ10年で終止符を打った。
・朝7時すぎに出勤し、夜9時まで学校に残り、休日出勤までしても、きりがないほど仕事があった。
・保護者対応や、私立校ならでの悩み多かった。
・「同じ学費を払っているのに、隣のクラスと指導内容や授業の質が違う」
・子ども同士のトラブルでは、被害児童の親から「『対処している』と言うが、何も変わっていない」
・他の保護者から「特定の保護者に振り回されるのは、いかがなものか」
・勤務校では同時期に3人が退職。キャリア10年前後の30代女性ばかり。「ワンオペ育児」との両立や、過労による体調不良に苦しんでいた。
★離職者の増加(「学校教育統計調査」文科省)
・20~40代の離職者の割合増加
約1.69%(13年度)→約1.75%(16年度)→1.83%(19年度)、20代はいずれも約2.5%。
いかがですか?周囲にもいらっしゃいませんか?
辞める前に相談できる人が身近にいなかったのでしょうか?
人のことまで気も回らないかもしれませんが、職場が何より救える場であってほしいと願います。
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