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No弐-383  学校連絡デジタル化

 今日の朝日新聞朝刊に「学校デジタル化」の記事がありました。

「連絡はすべて紙のプリント、欠席は連絡帳に書いて近くの同級生に託すー。そんな学校の常識が、デジタル化で変わりつつある」とありますが、皆さんの学校でもそうですか?

「地方自治体によって取り組みに差」がありそうですね。

 

★千葉市の小学校の例

・朝、職員室に保護者からの欠席の電話が鳴り響く。多い時は100件。(2020年)

・保護者から「電話がつながらない」(電話は2回線)と言う声。

・担任が職員室まで行って電話で確認(3~5分)。

 

・21年4月から連絡システム「すぐーる」を導入。

・欠席連絡を保護者がスマホから入力すると担任がすぐに見られる。

・お便りのメール送信、アンケートの集計ができる。

・保護者からが出先でも連絡が見られると好評。

・学年だよりと給食の献立は紙と併用。(各学校の判断)

 

★埼玉大学付属小の例

・20年4月からサイボウズ(IT企業)の協力を得て、クラウドサービス「キントーン」を実証実験の形で導入。

・アンケートの自動集計ができるようになる。

・1年間で残業を計587時間、印刷費約19万円削減。

 

★デジタル化

・都道府県(約87%)、指定市(約80%)、市区町村(約56%)の差がある。

・課題は予算。情報漏洩などのリスクを懸念して二の足を踏んでいる自治体や学校がある。

 

★保護者の声

・1年ほど前、スマホから欠席連絡ができるようになったが、学校からのお便りは紙のプリントのまま。

・「去年は小学生2人で、お便りは週に40枚ほどになった。大量のプリントに埋もれるプリント地獄です」

・さらに悩ましいのは、読みにくさだ。お便りは、時候の挨拶から始まって長く、要点が分かりにくいものも多い。

・プリントをなくして困ったことも多い。「大量のプリントをさばききれず、後から困ることも多い」

 

 いかがですか?自治体、学校によって差があるから困りますよね。

 プリントはできるだけ「少なく、分かりやすく」が求められているようですね。これも働き方改革の一つとして改善されていかなければなりませんよね。お疲れ様です。