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No弐-379  東京の環状道路

  昨日は、「マジックナンバー『3』の魅力」でしたが、「三のつく言葉」はいくつ探せましたか?

 今日は、少し古くなりましたが、1月29日の日本経済新聞土曜版「NIKKEI プラス1」の「くらし探検隊」にあった「東京の環状道路」について紹介します。

 私の実家は環七のそばでした。環七、環八はよく知っていても、1~6号はどこにあるかご存知ですか?

 

・東京の環状道路は皇居に近いほど数字が若い。

・1号線は皇居を取り囲むように走る内堀通りと日比谷通りの一部。

・2号線は虎ノ門や四谷などを結ぶ外堀通り。新虎通り。

・3号線は飯倉や六本木などが通る外苑東通り。播磨坂。

・4号線は上野や小石川を結ぶ不忍通りの一部と外苑西通り(白金台の有名なプラチナ通り)。

・5号線は明治通り。

・6号線は山手通り。

 

・1号線以外は完全な環状(ループ)にはなっていない。

・環状道路は都心に集中しながら交通を分散し、混雑を防ぐ効果がある。

 

・東京の環状道路の計画の歴史は古い。

・現在の整備計画が決定されたのは1946年3月26日だが、環状1号~8号線の計画は戦前から存在していた。

・関東大震災(1923)以前から練り続けていた都市計画を震災復興を機に進めた。

 

・復興計画は戦争で一時中断。その後整備が一気に進んだのは64年の東京オリンピック。

・環七は、東京五輪の重要インフラとしてつくられた「オリンピック道路」。

・昨年の東京五輪・パラリンピックでは、晴海の選手村と五輪会場を結ぶインフラとして環状2号が注目を集めた。2号線の中でも「マッカーサー道路」という異名で有名なのが虎の門-新橋間。

 

・環状道路は東京の都市計画の肝であったにもかかわらず、計画が実現していない区間が残っており、完成率は70%。

・都内の環状道路は都が管理する。

 

 今後「環状9号線」が生まれる可能性は、埼玉県や神奈川県をまたがる道路になるため可能性はないそうです。