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No弐-330 北京冬季オリンピックあれこれ4

 いよいよ北京冬季オリンピック最終日を迎えました。カーリング残念でしたが、よく頑張りました。

 今日も毎日新聞の「知ってる?in北京」からですが、最終日なのでクイズを作ってみました。

1.カーリングで最終第10エンドまでいかずに負けを認めることを何というでしょう?

 ①アバンドン ②ギブアップ ③コンシード

 

2. 北京冬季五輪のマスコットの愛称は何でしょう?

 ①ウォンビンビン ②ビンドゥンドゥン ③パンダンダン 

 

3. 北京冬季五輪で初めて参加した2か国はどことどこでしょう?

 ①サウジアラビア ②トンガ ③サモア ④マレーシア ⑤ハイチ ⑥エクアドル

 

4. 4度の世界記録を出した日本選手と言えば誰でしょう?

 ①荻原健司 ②橋本聖子 ③清水宏保

 

5. スキージャンプのK点は何の意味でしょう?

 ①標準点 ②建築基準点 ③極限点 

 

6.新種目「モノボブ」はどういう競技でしょう?

 ①女子1人のボブスレー ②男女ペアのボブスレー ③男子3人組ボブスレー

 

 

 

 

 

 

1. ギブアップ…ではなく、コンシード(2月17日)

・カーリングでは、最終第10エンドまでいかずに試合が終わることがある。

・ギブアップ――。そう言いたくなる光景だが、カーリングでは英語で「譲る」という意味の「コンシード(concede)」を使う。

・ギブアップだと「降参」の色合いが濃くなるが、コンシードには相手の強さに敬意を払う意味がある。

・「カーリングはもともと15世紀のスコットランドが発祥とされ、初期は上流階級が楽しんだと言われます。貴族社会のスポーツだったがゆえ、自分たちのプライドを守るため『精いっぱい戦ったが、相手が素晴らしかったから今回は勝ちを譲る』としてコンシードと呼ぶようになったそうです」

「試合中に相手の素晴らしいショットが出たら『今の良かったね』と真剣勝負の場であっても話しかけることがある。好敵手を思いやるのがカーリングの良さ、だから私たち関係者はコンシードという言葉を大切にしている」(青木学チェアマン)

 これって体育の授業で使えそうですね。

 

2. マスコット、ただの人形じゃない(2月1日)

・オリンピックのマスコットは、ただの人形ではなく、開催国・地域の文化や目指す未来像が込められている。

・北京冬季五輪のマスコットの愛称は「ビンドゥンドゥン」。

・氷を意味する「ビン」は純粋さの象徴で、「ドゥンドゥン」は活発な子どもを表している。

・手のひらにある赤いハートマークは、おもてなしや歓迎の意を示している。

・氷でできた透明の宇宙スーツを全身にまとう。無限の可能性を込める。中国は今年、独自の宇宙ステーションを完成させる予定。

・顔の周りは、ピンクや赤、黄、青と言ったカラフルな光の輪で彩られているが、「5G」の開発などの科学技術の進歩や最新テクノロジーの活用を示し、国力を強調。

 ウォンビンビン、パンダンダンは無理がありましたね。

 

3. ハイチとサウジが初参加(2月5日)

・冬季オリンピックだが、熱帯の国や小さな島国からの参加も増えている。北京冬季五輪にはカリブ海の島、ハイチが初めて参加する。アルペンスキーに19歳の男子選手がエントリー。

・サウジアラビアもアルペンスキーに男子選手1人がエントリー。

 アルペンスキーの方が参加しやすいのかしら?

 

4. 4度の世界新、刻まれる雄姿(2月11日)

・長野大会(1998)スピードスケート男子500mで金メダルを獲得した清水宏保さん。

・幼い頃から気管支ぜんそくの持病があり、小学生時代から肺を鍛える目的で本格的にスケート打ち込む。

・「ロケットスタート」は、相撲の四股を踏み続けることで身に付けた。

・18歳で初めて臨んだW杯(1993)500mでいきなり優勝。

・W杯カルガリー大会(1996)で35秒39で世界新記録樹立。

・長野五輪(1998)で金メダル。

・カルガリー世界種目別選手権(1998)で35秒36、34秒82で世界記録を1日で2度更新。

・ソルトレークシティー世界距離別選手権(2001)で34秒32で4度目の世界記録更新。

 ちなみに男子500mの世界記録保持者は、クリズニコフ選手(ロシア)の33秒61(2019)。

 

5. 今のK点「極限」じゃなく「基準」(2月6日)

・K点は、かつてはドイツ語の「Kritischer Punkt」の略であり、これ以上飛ぶと着地が危険となる「極限点」を意味していたが、滑空や着地技術の進歩、用具の改良、ジャンプ台の設計変更などにより、K点越えは当たり前になった。 

・国際スキー連盟(FIS)は2004年にルールを変更。安全に飛べる最大距離を示す目安と

して「ヒルサイズ(HS)」が導入された。

・今も使われる「K点」という言葉はドイツ語の「KonstaruktionsPunkt」(建築基準点)の頭も字のKから。

・K点に引かれた赤いラインを基準点として1m刻みで飛距離点が増減される。

・K点より手前にある青いラインはP点(標準点)で着地区域の開始点を示す。

・ラージヒルのK点は125m、ノーマルヒルのK点は95m。  

 私たちは「K点越え」は流行語でした。

 

6.モノボブって何モノ?(2月13日)

・ボブスレーは強化プラスチック製のそりで氷を張ったコースを滑り、タイムを競う。

・最高時速が140キロ前後に達することから「氷上のF1」と呼ばれる。

・第1回冬季五輪から採用され、男子2人乗り、4人乗りと女子2人乗りがあるが、今大会から新たな種目が加わったのが女子1人乗りの「モノボブ」。

・そりの最小重量は163㎏。選手を用具の最大重量248㎏。

・2日連続で行われ、1日2回、計4回の合計タイムで順位を決める。

・北京大会のコースは全長1975m、競技時で全長1615m、高低差121m。

 他の「そり競技」には、リュージュは両足を前に仰向けでそりに乗って滑走するのに対し、スケルトンはそりの上に頭を前にして腹ばいになって滑走します。

 リュージュが、ボブスレーやスケルトンより最高速度が速く、150キロ出るそうです。