今日は新聞休刊日なので、先週の2月10日(木)の読売新聞朝刊「超人の科学」の「スピードスケート」を紹介します。昨日も遅くまで女子500mを応援してました。
・スピードスケートの最高時速は乗用車並みの約60km。
・スケート靴のブレードは幅1mmで、力を伝えつつカーブを曲がるには高度な技術が必要。
★骨盤の傾き
・金メダルが期待された新浜選手は、カーブで骨盤が約20~50度の範囲で左(内側)に傾いていたが、現在は水平に近い。
・骨盤の左が下がると、バランスをとるため右足を重心から遠くに踏み出すため、着氷時にブレーキがかかっていたが、現在は右足が重心の近くで踏み出しているのでブレーキも小さい。
★カーブで加速
・陸上のトラック競技では一般にカーブよりストレートの方が加速しやすい。
スピードスケートの中長距離は、カーブで加速し、ストレートで減速する。
・1500mではストレート区間で平均秒速0.42m減速、カーブ区間で0.13m加速。
・5000mではストレート区間で平均秒速0.38m減速、カーブ区間で0.36m加速。
・スピードスケートは陸上競技と違い、ブレードを横に押し出すような動きで前に進む。
・カーブでは、左右のブレードをカーブの外側に押し出すように動かせば進行方向への推進力になる。
・さらに遠心力に打ち勝つ力も氷面から受けているため、加速につながる。
・ストレートで減速を抑えられれば好記録になる。
★スーツの性能
・空気抵抗は減速する要因の7割を占める。
・100分の1秒を争うレースでは、選手の力を最大限に引き出すスーツの性能も重要。
・ミズノは日本スポーツ振興センターなどと共同で、平昌五輪と比べ空気抵抗を3%減らしたスーツを開発。
・胸や腰、背中などの体幹部、お尻や太ももには、張力が強いウレタンラミネート素材を使用。
・スーツは競技中の前傾姿勢を支えるため、前側の丈が短く作られている。
・選手がよくレース直後に脱ごうとするのは、直立するとおなか側が突っ張り、苦しいため。
いかがでしたか?「授業のまくら」に使えそうですか?
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