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No弐-321  北京冬季オリンピック7

 今日は午前中のスノーボードハーフパイプ決勝をご覧になりましたか?平野歩夢選手の金メダル素晴らしかったですね。久々に感激、感動しました。

 しかし、テレビを観ていても専門用語が多すぎて、おじさんはついていけませんでした。

 そこで早速、用語を調べてみました。英語の授業のまくらにいかがでしょうか?

 

 スノーボードのハーフパイプは、長野オリンピック(1998)から正式種目に採用されました。

 技のポイントは、4つあるそうです。   

①エアの入り方 ②回転方向 ③回転数 ④グラブの種類と時間の長さ 

 

★エアの入り方 

 エアの入り方とは、技の入り方のこと。滑り出す向きを「スタンス」という。

スノーボードは基本的に、進行方向に対して左足を前(下)にして滑っていくのが「レギュラースタンス」、逆に右足前姿勢が「グーフィースタンス」。

 得意なスタンスを「メインスタンス」、不得意なスタンスが「スイッチスタンス」。

 

 ジャンプした後、お腹が前を向く方向に回る「フロントサイド」、

 背中が前を向く方向に回る「バックサイド」、 

 スイッチスタンスでフロントサイドスピンをする「キャブ」、

 スイッチスタンスでバックサイドスピンをする「スイッチバックサイド」。

 4種類の中では「フロントサイド」が一番簡単で「スイッチバックサイド」が一番難しい。

 

★回転方向

  種類は、①縦回転 ②横回転 ③斜め回転 

 縦回転の前回り「マック」、後ろ回り「バックフリップ」、斜め回転「コーク」(コークスクリューの略) 

 

★回転数  

 一周(1回転)は、360°。

 2回転半=900(ナインハンドレッド)、

 3回転 =1080(テンエイティ)

 3回転半=1260(トゥエルブシックスティ)、

 4回転 =1440(フォーティーンフォーティー)

 4回転半=1620(シックスティーントゥエンティ)、

 5回転 =1800(エイティーンハンドレッド) ★グラブの種類と時間の長さ

 空中に飛んでいる時にボードを手で掴むと点数になることを「グラブ 」と言う。

 掴み方にもいろいろあって、それぞれ名前がつき、つかんでいる時間が長いほど、高得点につながる。

 ボードの先端を掴む「ノーズ」、後ろ端を掴む「テール」

 左手でつま先側の両足間を掴む「ミュート」、右手で掴む「インディ」 

 左手でかかと側の両足間を掴む「メランコリー」、右手で掴む「ステールフィッシュ」 

 

 今回平野選手が成功させた「トリプルコーク1440」とは、斜め軸に縦3回転・横4回転をする大技でした。高いエアに加えて、4回転の大技が3つも入れて念願の金メダルを手にするなんて、本当にすばらしいドラマでした。

 フリースキーのハーフパイプの関心も高まりました。

 体操もフィギュアもハーフパイプも回転への限界の挑戦なんですね。人間の限界は何回転なんでしょうね?