今年2回目の雪で朝の通勤は大変ではなかったですか?お疲れ様でした。
今日は、朝からどのテレビ局も羽生選手にスポットを当てていました。結果は残念でしたが、挑戦したことに価値があると思います。ファンはまだ夢が追えると思えば…。
一昨日、羽生選手が今季ショートプログラムで使用した曲「序奏とロンド・カプリチオーソ」を取り上げたので、今日はスポーツニッポンがフリーで使用した「天と地と」を紹介しようと思います。6年生でした。
・今回の羽生のフリーは、NHK大河ドラマの2つのテーマ曲で構成。
・1969年の「天と地と」をメインに据え、72年の「新・平家物語」を途中で挟む。
・作曲はいずれも世界的なシンセサイザーアーティストで作曲家の富田勲さん(2016年死去、享年84)。
・勲さんは医師だった父親の仕事の都合で、3歳から5歳まで北京で生活。
・「〝自分の音楽の原点は北京だ〟と話していました。その地の大会で自分の曲が流れるのは生きていたら喜ぶと思います」(長男・勝氏)
・「宇宙には、前も後ろも上も下もない」が勲さん口癖。北京市の天壇公演にある巨大な壁「回音壁」の体験がきっかけで「自然にどこからともなく360度聴こえてくるサウンド作り」に生涯をかけたという。
・「天と地と」は琵琶などの和楽器が効果的に使われ、冬の越後のどんよりした雲が思い浮かぶ重厚な曲。
・「新・平家物語」は琴が印象的に使われたみやびな雰囲気で、いずれも会場の隅々まで包み込まれるような壮大な音楽。
・羽生は自身で選曲し、編曲も何度も繰り返したことを明かし、「音自体に凄く(思いが)込められています」と話している。
・「天と地と」の主人公の武将・上杉謙信についても「悟りのようなところに行った謙信公の価値観にちょっと似ているのかな」と自信を重ね合わせ。込めた思いを表現する意気込みを示していた。
・まさに羽生が全身全霊を込めて選んだ〝360度の旋律〟。
音にもこだわりを持つ羽生だからこそ、勲さんの「360度を超えて来る音楽」を目指した思いと世界観を感覚的に捉え、勲さんの曲でスケートリンクでの挑戦に向かうことを決めたのかもしれない。
・「羽生選手には、点数を稼いで順位を上げる、ということを超えた使命感がある。
2人とも世界を感動させたいという大目標というか、〝その向こう側〟を持っている。
強い使命感に進んでいく姿に、人は感動するのだと思う」(長男・勝氏)
ショートの曲もフリーの曲も羽生君の曲になりましたね。そこが凄い!
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