いよいよ北京冬季オリンピックが始まりますね。昨日もアイスホッケー、モーグルを少し見ました。
今日のスポーツニッポンに直木賞作家の今村翔吾さんの「北京五輪開幕に寄せて」のインタビュー記事が面白かったので紹介します。
・冬季五輪は階級がなく、道具を使う競技が多いことに面白さを感じます。。
・体の小さな日本人の技が表れるのが冬の五輪のイメージ。
・日本人は「技で対抗しているんだ」っていう自信があふれている気がするんです。
★長野五輪(1998年)でスキージャンプ男子団体が悲願の金メダル
・当時中学生で、授業中にこっそりラジオを耳に当てて「よっしゃあ!」って叫んじゃって先生に怒られました。
・3人目のジャンパー原田雅彦選手の最長不倒の大ジャンプで4位からの大逆転。
・原田選手の男泣きは素直に感動できました。ああやって泣ける大人は格好良いと僕は思います。
★フィギュアスケートの羽生弓弦選手
・今大会は4回転半ジャンプ、3連覇への挑戦があります。
・突出したヒーローは前進するために壁を打ち破っていく。
・「本当に死力を尽くした時に奇跡のような一幕が起きる」ということは小説にも書きました。スキルをハートが凌駕する瞬間があると思うんですよ。
★フィギュアスケートの浅田真央選手
・思いが強すぎてもスキルがないとダメ。ハートとスキルの両輪が回り続けて、最後の最後に気持ちで表現できる技があった時、人々の胸を打つと思う。それが感動になる。
・ソチ五輪のショートプログラムでつまずいて16位。金メダルが絶望的な状況で臨んだフリーは魂を揺さぶる演技でした。
★平昌五輪のカーリング
・本丸を守るスポーツ。よく「思いの乗った一投が!」と言う実況を耳にします。
・非科学的かもしれませんが、そういうのってあるんじゃないでしょうか。
・長年の修練の先に奇跡みたいなショットが生まれるのだと思います。「思いは岩をも通す」ということでしょう。
・新型コロナウイルス禍で世の中が暗くなってるからこそ、我々は感動することが大事だと思うんです。
・人間はただ飯を食って寝てるだけでは生きていけません。文化がなくなるということは、人間が人間をやめることなんじゃないでしょうか。
・生活やインフラの立て直しと同じぐらい文化は大切で、新しい明日への一歩になると信じています。
米国の大手データ会社のメダル獲得予想は、日本は金3、銀7、銅9の計19個。
金は、スピードスケート女子1500mの高木美保選手、ノルディックスキー・ジャンプの小林陵侑選手、髙梨沙羅選手。
羽生弓玄選手とスピードスケート500m連覇を狙う小平奈緒選手の予想は銀なんだそうです。
夏の東京五輪の予想はメダル総数60個でしたが、実際は58個でした。
メダルの数より素敵なエピソードをたくさん見つけ、子どもたちに届けて頂けたらうれしいです。
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