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No弐-302  2022年1月のLINE&Zoomがるべる  

 昨日の「1月のがるべる」は、16人(Zoomは5人)の方が参加してくださいました。

 まずは最初の近況報告と現場の情報交換では、こんな情報が寄せられました。

◎学校現場では、コロナの話題が中心でした。

・学年閉鎖、学級閉鎖相次ぐ。4年で学年閉鎖、PCR検査。1学級閉鎖。

・保健所が多忙で濃厚の特定まで2日かかり、その間閉鎖。

・感染経路不明の児童が多い。先生の中にも陽性者、濃厚接触者。

・保護者に少しでも体調が悪かった時は登校させない通知。

・兄弟のどちらかが早退したときはもう一人も相対させる。 

・学校と家庭をつなぐ「コドモン」のアプリ使用。欠席連絡、学校からの便り。

・2月の懇談会中止。・2月のスキー合宿(中1)未定。

・研究会も急きょオンライン。

・卒業式 保護者1名参加予定。

 

★文豪道場「けんじにちゃれんじ」

 今月の専門がるべるは、私が担当しました。昨年3月以来7回目、LINEでは3回目になります。

 前半は「宮沢賢治をもっと知ろう」ということでクイズにしてみました。

・「けんじ」とは誰? (みやざわけんじ)

①「みやざわけんじ」を漢字で書く。 (宮沢賢治)

 見慣れた名前でも、いざ漢字で書くと自信がなくなりますよね。

②まわりにいる「けんじ」さんはどんな漢字? (健士、健司、健二、賢士、健児…)

③宮沢賢治と言えばどの作品?朝日新聞別冊「be」の「読者Ranking」(2021年11月6日)

①銀河鉄道の夜②注文の多い料理店③風の又三郎④セロひきのゴーシュ⑤よだかの星⑥どんぐりと山ねこ⑦やまなし⑧グスコーブドリの伝記⑨オツベルと象⑩イーハトーボ農学校の春 

④宮沢賢治のエピソード紹介(省略)

 賢治の初恋相手は看護師さん。一目惚れで退院後に結婚を決意するが、若過ぎるという理由で両親に反対されてしまいました。(昨日紹介できませんでした)

⑤クラシック好きの賢治が熱を入れていた人 (ベートーベン)

⑥賢治は、ほぼ無名のまま昭和8年9月、37歳の若さで亡くなった病名 (急性肺炎)

⑦賢治は、生前はほとんど評価されなかった理由 (知名度の低さ、物語の難解さ)

⑧賢治が自費出版した「注文の多い料理店」売れた数  (3百冊)

 1冊「1円60銭」(現代換算約6400円)1000部印刷。200冊はポケットマネー。生前に出た賢治の本は、「注文の多い料理店」と詩集「春と修羅」のみ。

 ここからは後半です。自作「〇にも負けず」に挑戦です。

⑨はじめに、「雨ニモマケズ」のエピソードを紹介しました。

 賢治が自分の手帳に書いた、メモ書きの一部だったこと。この手帳が発見されたのは、亡くなって1年後だったこと。創作活動した時期は、これらの原稿をトランクに詰め込んで持ち歩き、手帳もトランクの内ポケットから見つかったことなど。

⑩音読(現代語訳) 全員で音読、「間」読みリレー、方言CD視聴などの工夫

 読後の感想、交流が大事。これが学び合いの醍醐味。

 

⑪この詩は4つに分けてみます。事前にワークシートを用意してあげると良いです。

 時間を制限し、できた人から提出し、スクリーンを見ながら感想を交流。

1場面は、「自分の目指す日常の姿編」。今、負けたくないもの、持っていたいもの。いつもこうしていたい姿。

( )にも負けず ( )にも負けず ( )にも( )にも負けぬ (  )をもち

( )は無く 決して(   ) いつも(      )

 

⑫2場面は、食や住などの「自分の理想の生活編」。食べたいもの、すべてに共通して行いたいこと、住みたい家。

一日に(   )と(    )と(       )を食べ

あらゆることに(               )

(          )の (          )にいて

 

⑬3場面は、「周囲への実行決意編」。自分に関わる周囲の人へしてあげること、言葉かけ。

東に(    )あれば 行って(      )

西に(    )あれば 行って(      )

南に(       )あれば 行って(         )と言い

北に(       )あれば (         )と言い

 

⑭4場面は、「自分の目指す最終理想像編」。どういうものに自分はなりたいか?

(     )は涙を流し (     )はおろおろ歩き

みんなに(      )と呼ばれ

(     )もせず (     )もされず

そういうものに わたしはなりたい

 

清書の工夫として、最後は、1枚の和紙に筆ペンで書かせてみたいですね。

もちろん読み直して変えてみる推敲の作業も大事です。

原文のように漢字とカタカナのみで書かせてみても面白いと思います。

素敵な作品も投稿していただきました。

まずは勇気を出して書いてみてください。自分が楽しむことができたら、子どもにきっと伝わります。書かせっぱなしにしないことです。