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No弐-294  K-Person1

  今日、明日は「人」に注目してみたいと思います。昨年12月26日(日)の神奈川新聞の「K-Person 2021」からです。

 昨年1月から隔週で日曜版に神奈川に関連する25人の横顔が紹介されてきましたが、その総ざらいでした。私は恥ずかしながら半分くらいしか分かりませんでした。

 きっとこの人たちは、今年はさらに「K-Person」になるような気がしたので紹介しようと思いました。今日は、作家と落語家、お笑いタレントの皆さんです。

 

①朝井リョウさん(小説家) 2009年「桐島、部活やめるってよ」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年「何者」で直木賞受賞。作家生活10周年を記念した最新作「正欲」を発表。横浜などを舞台に、人間の要望に迫った。「人間を生かすものは何かを探りたい。「生のエンジン」というテーマは、今後も探り続けるテーマだと確信しました」。

 

②辻堂ゆめさん(作家) ペンネームの「辻堂」は出身地名、「ゆめ」はサークルでの愛称に由来。1964年と2020年、二つの東京五輪を背景に親子三代の人間ドラマをつづった「十(とお)の輪をくぐる」と、戸籍のない人々の存在に目を向けたミステリー「トリカゴ」で、登場人物の信条を丹念に堀り下げるなど新境地となる作品を発表。

 

③深緑野分(ふかみどり・のわき)さん(作家) 厚木市出身。本の世界に飛び込んだ本泥棒を捕まえる少年の冒険を描いた「この本を盗む者は」で、奇想天外なファンタジーが話題に。一方、定評のある、欧州を舞台にした戦争がモチーフの歴史ものについて、「我々が歴史を語ってつないでいくとはどういうことか。ひねりを入れながら書いていきたい」。

 

④宇佐美りんさん(作家) 神奈川県で育つ。ベストセラーとなった2作目の「推し、燃ゆ」で第164回芥川賞。受賞の言葉には「書き言葉に誠実でありたい」と決意を記した。

 

⑤村上雅郁(まさふみ)さん(児童文学作家) 子どもたちの感情を繊細かつ鮮やかに描いた小説「あの子の秘密」「キャンドル」「りぼんちゃん」は、いずれも生まれ育った大船が舞台。同エリアの書店員からも熱く支持されている。

 

⑥林真理子さん(作家) オペラの魅力を紹介するトークコンサート「マリコとオペラ」を昨年9月、大和市文化創造拠点シリウスで行った。

 

⑦柳家三三(さんざ)さん(落語家) 柳家小三治に入門。今年2月、出身地でもある小田原市の、小田原三の丸ホール開館記念事業の一環である初春公演に登場する。

 

⑧桂宮治さん(落語家) 桂信治に入門。「令和の爆笑王」とも呼ばれる人気落語家。横浜にぎわい座での独演会は、二つ目時代から毎回熱いファンが集まる人気企画となっている。昨年2月に5人抜きで真打ちに昇進。

 

⑨柳亭小痴楽さん(落語家) 父は五代目柳亭痴楽。軽妙な江戸っ子口調で人気の若手落語家。2019年の真打ち昇進後も破竹の勢いで落語会をけん引し、県内でも多数の落語界に登場している。

 

⑩古今亭志ん輔さん(落語家) 1972年、三代目古今亭志ん朝にほれ込み入門。人形浄瑠璃文楽とのコラボレーションや無観客動画配信など、新しい挑戦を続けている。横浜にぎわい座での独演会は9年目。

 

⑪大橋彰さん(あきら100パーセント、お笑いタレント、俳優) 昨年4月からtvkの情報番組「あっぱれ!KANAGAWA大 行進」の新MCに。お盆片手に自然体で県内をリポートする。