· 

No弐-289  七草がゆ

 1月8日(土)朝日新聞朝刊別冊「be」の「サザエさんをさがして」のテーマは「七草がゆ」でした。皆さんは食べられたのかしら?毎年食べるのかしら?

★七草がゆとは?

・1月7日の「人日(じんじつ)の節句」に無病息災を願う行事食。

・七草とは、セリ、ナズナ(ぺんぺん草)、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の7種。

・無病息災・立身出世を願って7種の野菜を入れた汁物を食べていた中国の風習が日本に伝わった。

・平安時代には7種の穀物でかゆを食べるようになった。

・後に「若草摘み」の風習と結びつき、鎌倉時代には七草がゆを食べていたとされる。

・地域によっては、春の七草以外の野菜7種や、野菜以外の7種を入れるところもある。

 

★どのくらい食べているのか?

・「第一紙行」(2019、719人)のアンケート 食べた(約28%)

 女性(約34%)、男性(約22%) 女性の方が食べた割合が高かった。

 

★おかゆ

・3つの役割 ①行事食 ②日常食 ③病人食

・行事食は、七草がゆ、小正月(1月15日)の小豆がゆ、引っ越しや新築の祝いで振る舞う「家移りがゆ」。

 

・日常食は、関西地方では、朝食によくおかゆを食べた。

・ここ10年ほどで、病人食より日常食の度合いが強くなってきた。

・おかゆカフェのような店が目立ってきた。

・カップ麺ならぬ「カップおかゆ」も登場した。

・特に女性の間で「おしゃれ」の要素が強くなってきた。

・台湾料理や韓国料理のブームの影響もある。

 

★おかゆの効果

・「おかゆを食べると、ギスギスした気持ちも丸くなります」(オカユスタンド・オーナー)

・「カロリー控えめで、精神的にも癒やし効果があるんです」(食の総合コンサルタント)

 

 先日泊まった宿の朝食では、白米、雑穀米、おかゆの3つから選択するのですが、やはり私は白米を選んでしまいます。次は、おかゆの癒しの効果を試してみようと思います。