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No弐-273  神社と寺に関するクイズ1

 今日から冬休みの方も多いのでしょうか?ぜひ、ゆっくり、のんびりしてください。

 先週の日本経済新聞の「プラス1」の「何でもランキング」は、「神社と寺に関するクイズ」でした。今回も2日に分けました。皆さんもよろしければ、今日、明日挑戦してみてください。( )内は正答率です。

 

第1位 国宝に指定されている彫刻はいくつ?(23.2%)

①150未満 ②200以上250未満 ③300以上

 

第2位 世界遺産に登録されていない神社は?(23.4%)

①伊勢神宮 ②日光東照宮 ③下鴨神社。

 

第3位 神社の数が最も多い都道府県は?(31.5%)

①兵庫県 ②福島県 ③新潟県

 

第4位 稲荷神社の総本宮、伏見稲荷大社について正しいのは?(31.6%)

①600基の鳥居がある 

②まつられている神様はキツネ 

③朱色は豊穣や魔除けを表す

 

第5位 木魚が魚をかたどっているのはなぜか?(31.8%)

①魚のように眠らず修行するため 

②魚が悟りへと導くから 

③出世魚のように悟りへ着々と近づけるように

 

第1位 国宝に指定されている彫刻は、①150未満

・文化庁によると全国で140件の彫刻が国宝に指定されている。(2021年12月現在)

・奈良県が76、京都府が41、大阪府と和歌山県が5.近畿地方がその大半を占める。

・18年に国宝に指定された三十三間堂の木造千手観音立像1001体は、国宝としては1体として数えられる。

・現在の国宝・重要文化財指定は1950年に施行された文化材保護法に基づく。前年に起きた法隆寺金堂の火災で堂内の壁画が損傷したことがきっかけとなり、法が整備された。

・国宝の数が多いのは意外にも東京都。博物館や美術館が都内に集中し、多数の絵画や工芸品あるため。

 

第2位 世界遺産に登録されていない神社は、①伊勢神宮 

・日光東照宮は「日光の社寺」として1999年に登録。

・下鴨神社は「古都京都の文化財」として1994年に登録。

・「お伊勢さん」として古くから親しまれている伊勢神宮。天照大神をまつり、全国で最も権威のある神社だ。

・江戸時代には庶民の間でお伊勢参りが流行した。

・「お伊勢講」と呼ばれる仲間同士の積み立てを手元に、代表者が参拝する仕組みができた。 

 

第3位 神社の数が最も多い都道府県は、③新潟県

・全国の神社の総数(宗教団体数)は8万884団体。新潟県は4682団体。

・神社の数はかつての人口の多さが関係する。江戸時代、日本海側は北前舟を使った商売で繁栄し、農業も盛んな新潟県には人々が集中していた。1890年ごろは全国でトップの人口を誇っていたこともある。

・集落ごとに神社が設けられることもあり、人口の多さに比例して増えていった。

・明治政府は神社を統合する神社合祀を推進したが、新潟県はあまり進まなかったという影響も大きい。

 

第4位 稲荷神社の総本宮、伏見稲荷大社について正しいのは、③朱色は豊穣や魔除けを表す

・「千本鳥居」として有名だが、伏見稲荷大社の境内には約1万基の鳥居がある。

・古くから魔除けの色として使用される朱色は、伏見稲荷大社では豊穣を表す色ともされる。

・キツネはまつられている稲荷大神の使いで、狛犬の代わりに参詣者を迎え入れる。

・稲荷神社は豊作や商売繁盛の神様で、全国各地でまつられている。

・百貨店の屋上で見かける神社は稲荷大神をまつっているものが多い。

 

第5位 木魚が魚をかたどっているのは、①魚のように眠らず修行するため 

・魚にはまぶたがなく目をつぶることがないため、眠らない生き物だと信じられていた。

・木魚には僧侶が眠らずに修業ができるようにという意味が込められている。

・京都府宇治市の萬福寺では木魚の元になったとされる「開梛(かいぱん)」を見ることができる。

・時刻を知らせるために使われ、現在では1日2回、背の部分を打ち鳴らす。

 

 いかがでしたか?私は全敗でした。来年は萬福寺の「開梛」を見に行く目標ができました。メリークリスマス!!