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No弐-265  飲食店の工夫

 最近コロナが少し落ち着いたので東京に出かける機会が増えたのですが、街はすっかり元に戻ってきたような気がしますが、いかがでしょう?

 この時期なら忘年会で街もにぎやかなはずですが、職場単位の大規模の忘年会はさすがに自粛しているような気がします。

 タイムリーなことに今日の朝日新聞朝刊にはこんな記事があり、注目してみました。

 

★飲食店の利用客調査(先週12月6~12日、全国約4200店、トレタ社)

・一昨年の同時期と比べて78.6%と伸び悩んでいる。

・1~2人は103.1%、3~4人は106.5%と伸びた。

・5~6人は87.5%、7~8人が69.8%、9~10人55%、11人以上27.7%、大人数での利用が軒並み減った。

・「忘年会の利用が増える時期だが『オミクロン株』への不安感から例年ほどの伸びにはなっていないのではないか」(トレタ社)

・「新型コロナが完全に収束したとしても、在宅志向などの一部はライフスタイルとして残り続けるだろう。飲食店には多様な利用客のニーズに対応する努力が求められることになるだろう」と予測する。

 まだ8割程度なんですね。さらに一風変わった取り組みをする3つの飲食店が紹介されていました。

 

①「清掃した客は無料」 居酒屋「肉汁水餃子・餃包」(六本木)

・「お手伝いで0円食べ飲み放題プラン」最大2時間の予約制で、食器の片付けやテーブルの清掃などを「ボランティア」として手伝う代わりに、無料で飲食ができる。

・導入のきっかけはアルバイト不足だ。コロナ禍前に約20人いたバイトは半分以下に。

・10月下旬から通常営業再開を前に飲食店同士でバイトの争奪戦になっていることを報道などで知り、「お手伝いプラン」を考案した。

 

②「提灯型透明仕切り」 旅館「星のや東京」(大手町)

・10月から、宿泊客と宿泊客が招待した客に向けて「東京・提灯会食」と名付けたコースを提供。

・京都の職人が作った提灯型の仕切りで、マスクを外して会話を楽しみながら食事ができるようにした。

・提灯は直径75㎝、高さ102㎝で首から上はすっぽりと覆われる。

・顔が見えやすいように透明の薄いビニール製で電球が備わっている。

 

③「宅飲み用移動販売」 「Mellow」(千代田区)

・10月から、夜のマンション敷地内でキッチンカーで料理を提供する飲食店の支援事業を始めた。

・遠出しにくい子育て世代や高齢者の客が前立つという。

・現在は都内の2か所のマンションで計2店が手を挙げた。

・肉料理店「肉山」(吉祥寺)は毎週金曜の夕方以降に持ち帰り専門で営業。

 メニューは肉惣菜のほかビールやハイボール。

 利用客は12月上旬時点で10月の2倍。

 

 いかがでしたか?私は②に興味を持ちましたが、その後の自動消毒システムができると普及するかもしれませんね?