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No弐-245 ウルトラマン55年

  昨日朝日新聞夕刊の記事を取り上げたので、今日は10月30日(土)の毎日新聞夕刊からです。これも以前図書館に行ったとき見つけた記事です。

 世代を超えた国民的ヒーローのウルトラマンは、初登場から55年が経つんだそうです。ご存知でしたか?

・2013年には「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」としてギネス記録に認定される。

・現在も最新作「ウルトラマントリガー」(テレビ東京系)が放送中。

・「シン・ウルトラマン」も公開を控えている。徹底した情報管理で内容も公開時期も調整中。

 

★デザイン 品田冬樹さん(円谷プロ制作部チーフクリエーター)の話

・ヒーローと言えば、米国のスーパーマンのように等身大でスーツにマント。

 巨大な宇宙人は画期的で最初は怖かった。

・瞳が多いく鼻がない顔に、人間らしさもある。

 こめかみに当たる部分や頬の膨らみが特徴的な曲線なんです。

 目はただの卵型ではなくて、りりしくもあり怖いようでもある。実に美しい。

・マンの単純化に対し、セブンは複雑化。二つが後のシリーズのデザインの土台となった。

 

★怪獣文化

・バルタン星人やレッドキングといったスター怪獣も、ほとんどが初期シリーズの登場。

・怪獣映画で年に1,2匹出て来るだけだった怪獣が、毎週惜しげもなく登場した。

 

★ストーリー

・勧善懲悪に収まらない物語。

・米軍基地や環境問題と言った大人の社会と重ね合わせる脚本。

 

★歴史

・「ウルトラマン」は平均視聴率36.8%、「セブン」は26.5%と高い人気を得たが、巨額の製作費が足かせとなり、80年の「ウルトラマン80」を最後にシリーズは15年半の空白期に入る。

・生誕30周年の96年「ウルトラマンティガ」で再開してから断続的に制作は続くが、往時の勢いには及ばない。

 

★円谷プロ

・円谷英二が63年に特撮を担当する制作会社として設立した円谷プロは、技術は一流でも会社の規模は小さく、キャラクターの版権ビジネスも怪獣ブームに左右された。

・一族の間での争いもあって、経営権は転々とし、海外での利用権を巡ってタイ、中国、米国での訴訟を抱えた。

・パチンコ機器メ―カー、フィールズの子会社になってから、放送局をテレビ東京系に移してシリーズが再始動。

・13年の「ウルトラマンギンガ」から最新作「トリガー」まで途切れなく続くが、土曜朝の視聴率1%台。

・ウルトラマンの「フランチャイズ化」を進める。動画配信サービス、関連イベント情報、制作秘話などを提供。

・18年に米国で勝訴し、世界展開を推し進めている。

 

 シンウルトラマンに期待!