少し前になりますが、11月13日に将棋の藤井聡太さんが、竜王を獲得し、史上最年少で四冠を果たしました。この偉業を各紙が伝えていました。
昨年藤井さんが史上最年少で棋聖のタイトルを獲得し、No753「将棋タイトルと藤井さん」(2020年7月18日)、No787「またまた将棋」(8月21日)で取り上げましたが、今回も今日、明日と藤井さんの凄さと成長に注目してみたいと思います。
★各紙の見出し
・「19歳四冠 藤井時代」「師匠『今後も予想できぬ成長』」(朝日)
・「令和の絶対王者」「豊島の『壁』4連覇打破」「熱戦 終盤抜け出す」「早く深い読み 突出」(読売)
・「19歳快挙、大棋士に並ぶ」「八冠制覇は『体力勝負』」(日本経済)
・「藤井曲線 序盤から徐々に有利に 逆手許さず投了へ」「AI形勢判断が浮き彫りにした強さ」「竜王戦4連勝で決めた」「〝1億円プレーヤー〞到達!!さあ王将戦で5冠」(スポーツニッポン)
図書館に行って他の新聞の見出しも調べてみました。
・「圧巻藤井 死角なし」(毎日)
・「孤高の19歳 際立つ強さ」「豊島に7連勝 後手でも圧倒」(産経)
・「『盤上の正解』読み切る」「名実とも頂点」「指すごとに新しい発見」
前回の大谷選手同様、文豪道場で見出しに注目させたくなりました。
こんな「授業のまくら」はいかがでしょう?
「勝率 8割3分6厘(平成29年度)、 8割4分6厘(平成30年度)、8割1分5厘(令和元年度)、8割4分6厘(令和2年度)、8割5分1厘(令和3年度11月13日現在) これは誰の記録でしょう。この数字を見て何を感じますか?」
・竜王(優勝賞金4400万円)は名人と並ぶビッグタイトルで、この二つの保持者が現役棋士の序列で最上位に位置づけられる。プロ入りからわずか5年で、四冠達成。初の序列1位になる。
・四冠達成した棋士は、史上6人目で、19歳3か月達成は史上最年少記録。
過去には、大山康晴、中原誠、米長邦夫、谷川浩司、羽生善治。この5人はいずれも名人を獲得している。
★今回の竜王戦の様子
・藤井新竜王の指し手が控室の画面に映ると、棋士らが「おー」と驚きの声をあげ、駒を動かす手が止まる光景が幾度もみられた。
・立会人ら複数の棋士が次の手を予想し、盤に示すが、当たらない。
・第4局104手目での残り時間は、豊島前竜王は2時間29分、藤井新竜王はわずか9分。
・現地の棋士たちは「藤井さんは95%勝てない」と話していた。
・藤井新竜王は百戦錬磨の棋士が束になっても考えても発見できなかった手を冷静に放っていった。
明日につづく
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