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No弐-229  修学旅行2

  11月11日です。今日は、8月8日、10月10日に次いで3番目に記念日が多い日(2021年10月時点)でした。

 私が印象に残っている日は、第1次世界停戦記念日、「1111」は箸2膳並んで見えるから箸の日、サッカーは11人対11人で行うスポーツだからサッカーの日、 電池の「+」「-」で「十一十一」で電池の日、ベースの弦が4本なことからベースの日、劇団四季のミュージカル・キャッツが昭和58(1983)年新宿で、日本で初めて公演された日でもありました。

 

 さて、11月9日(火)朝日新聞朝刊に修学旅行の記事がありました。修学旅行に関しては、No弐-40(2021年5月6日)でも紹介しました。4月28日の読売新聞朝刊の記事からでした。

 昨年度地区別では、関東地区は68.4%が中止、日程短縮(1泊2日、日帰り)は13.2%。東海地区は4.0%が中止、日程短縮は60.6%。近畿地区は14.4%が中止、日程短縮は48.7%というように地区による偏りが見られました。

 実施時期は、①10月(40.0%) ②9月(24.6%)③11月(18.5%)で秋に集中しました。

 また、関東地区は9割以上が関西方面でしたが、コロナの影響で46%になり、東北、会津日光、信州方面への方面変更が増えました。

 東海地区も8割以上が関東方面でしたが、昨年は感染者の数が多い東京を避けて他の地域での実施が増え、沖縄は0でした。

 近畿地区も関東と沖縄は激減し、近隣地域での実施が増えました。

 

 今回の情報では、中学・高校別で見ると、日本修学旅行協会のアンケート(昨年度)では、

 中学の中止は、51.5%、変更47.2%、計画通り実施1.4%

 高校の中止は、61.4%、変更34.3%、計画通り実施2.1%、海外中止2.2%でした。

 

★修学旅行先都道府県別順位

◎中学(2020)①京都②奈良③山梨④北海道④奈良⑥三重⑦栃木⑧静岡⑨岩手⑩長崎

 2019年度③東京④大阪⑤千葉⑥沖縄⑦広島⑧神奈川⑩福岡は、トップ10圏外となる。

◎高校(2020)①長崎②沖縄③広島④大阪⑤北海道⑤兵庫⑦福岡⑧京都⑨熊本⑩鹿児島

 2019年度④東京⑤奈良⑥千葉は、トップ10圏外となる。

・「大都市に近づかず、地元や地域内を旅行先にした結果が顕著に出た。今年度も近隣を選ぶ学校が増えるだろう」(日本修学旅行協会)

 

・これまで知名度が低かった県は誘致策が奏功し、人気の旅行先に浮上した。

☆山梨県 20年度中学3位(19年度13位)

 昨年7月に県独自で始めた認証制度「山梨モデル」が首都圏や近隣の学校に選ばれた。

 また、県内の修学旅行先に選んだ旅行会社に、児童1人当たり\3000を助成。

☆静岡県 20年度中学8位(19年度17位)

 隣接する長野県と山梨県の学校関係者を対象にオンライン説明会を実施。

 富士山や韮山反射炉、久能山東照宮などを紹介した。

 

・一方これまで修学旅行の名所だった自治体には焦りも見える。

☆奈良市 年間80万人超が訪れたが、昨年度は17万4000人に落ち込んだ。

 宿泊部屋や貸し切りバスを増やす追加費用を支援。やむを得ず中止した学校には鹿せんべいや奈良漬けを土産品として贈っている。

☆沖縄県 緊急事態宣言が出ていた5月末~9月末は修学旅行生はほぼゼロ。

 県は、旅行中に児童生徒は濃厚接触者と判断された場合は、宿泊費や保護者の航空運賃などを支援。

 

 観光資源は重要です。コロナの影響で修学旅行のイメージが変わっていきそうですね。