11月7日(日)の朝日新聞に最近の「消費の動き」をクレジットカードの決済から分析した記事があったので注目してみました。
★「JCB消費NOW」のデータから
・JCBとナウキャスト社(データ分析企業)は決済額を基にした統計を半月ごとに出している。
・この統計は匿名で抽出したカード会員100万人分の実績をもとに、業種別など50種近い分類で分析できるのが特徴。
・消費全体の動きを示す総合指数はコロナ禍前と比べて2%増。ほぼ10か月ぶりのプラス。
・10月前半は外食・旅行・交通・宿泊など幅広いサービス産業が9月後半より上向く。
・居酒屋が大きく改善。70%減(9月後半)→40%減(10月前半)
・映画館も50%減(9月後半)→20%減(10月前半)
・遊園地は50%減(10月前半) 映画館より回復が鈍い。
・航空は鉄道と比べて旅行需要が弱い。国際線が復活しないと厳しい状況。
・衣服などのネット購入や酒屋は10月前半の伸び率が縮小。屋外消費への動きの兆し。
★「カステラトレンド」(業種ごとにカードを使った客数と利用単価を集計)より
・「貴金属・宝飾品・時計」の客数は横ばい傾向、単価は急増。株高で富裕層が高級品を買う動き。
・「ペット関連」は客数が伸び、単価も高くなる傾向。自宅で過ごす時間の増加とペットを飼う人の増加。
・「紳士服」は客数・単価ともに低迷。在宅勤務の広がりでスーツを着る機会の減少。
★「4つの消費スタイルで見る変化」より
①オンライン型(ネット購入増加・購買距離縮小)
会員比率25%(コロナ禍前)→30%(今年9月)増加
②アクティブ型(ネット購入増加・購買距離拡大)
会員比率31%(コロナ禍前)→30%(今年9月)横ばい
③倹約型(ネット購入減少・購買距離縮小)
会員21%(コロナ禍前)→21%(今年9月)横ばい
④リアル型(ネット購入減少・購買距離拡大)
会員比率23%(コロナ禍前)→18%(今年9月)減少
皆さんはどの型に入りますか?
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