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No弐-217  ミュージカル

 先週10月23日(土)の日本経済新聞の「プラス1」の「何でもランキング」は「元気になるミュージカル」でした。皆さんは、お気に入りにミュージカルはありますか?

 このランキングは、ミュージカル映画に詳しい12人の専門家の評価を点数化したものです。ミュージカルは、「演劇と音楽、ダンスを融合した総合舞台芸術。源流には欧州のオペラやバレエ、演劇があり、19世紀以降、米国でミュージカルに発展した」ものです。

 

1位 ウエスト・サイド物語(795)圧倒するダンスと斬新なカメラワーク

・1950年代のニューヨーク・ウエストサイド地区を舞台に、人種の異なる2人のティーンエイジャーが恋に落ちる物語。

・シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を下敷きに、現代米国の人種差別や偏見を描いた。

・アカデミー賞で作品賞や監督賞など10部門を獲得している。

・今年12月にはスティーブン・スピルバーグ監督のリメイク作品が公開予定で、早くも話題を呼んでいる。

 

2位 雨に歌えば(750) あまりにも有名な雨のタップシーン

・1920年代、サイレント(無声)映画が最盛期の米ハリウッドで名女優として活躍していた主人公ドンが、映像と音声が一緒になった「トーキー映画」時代の到来に奮闘するコメディー映画。

 

3位 サウンド・オブ・ミュージック(690)生きる尊さをうたいあげる名作

・歌うことが大好きな修道院のマリアが妻を亡くしたトラップ大佐の7人の子どもの家庭教師になる。厳格な育ちで歌うことも知らなかった子どもたちが、音楽を通じてマリアに心を開いてゆく。

 

4位 ザッツ・エンタテインメント(535)傑作ミュージカルの名場面一堂に

・ハリウッドの名門スタジオ、MGM制作の、数々の傑作ミュージカルの名場面を集めたアンソロジー。

 

5位 マイ・フェア・レディ(510)女性の変身と自立を描く名編

・オードリー・ヘップバーンが演じたロンドン下町の花売り娘が、言葉遣いや振る舞いを身に付けて誰もが認める気品のある美しい女性へと変身していく。

 

6位 メリー・ポピンズ(430)家族で見たい 児童文学の名作

・空からやってきた魔法使いの家政婦と子どもたちが巻き起こす、児童文学を基にした物語。

 

7位 シェルブールの雨傘(390)悲恋の歌声 心揺さぶる

・フランスの港町シェルブールで恋する自動車修理工の若者や傘屋の少女の2人の運命が戦争で変わっていく。全編にセリフがなく、歌だけで展開する。

 

8位 ファントム・オブ・パラダイス(295)古典がよみがえる 復讐のロック・ミュージカル

・古典的な怪奇映画をベースに、青年音楽家の承認欲求や復讐、業界の利害関係の心理を巧みに描いたロック・ミュージカル。

 

9位 ヘアスプレー(275)シビアなテーマを明るく描く

・太った体形の女子高生が、憧れていたダンスのテレビ番組に出て念願をかなえるところからストーリーが始まる。

 

10位 ムーラン・ルージュ(270)きらびやかな夜の世界

・舞台は1899年、パリの豪華絢爛なナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」。作家志望の若く貧しい男性主人公が花形ダンサーの娼婦と恋に落ちるが、彼女を狙う公爵の登場で悲劇が起こる。

 

朝日新聞別冊beにある「読者Ranking」の「ミュージカル映画」(7月31日)では、

①サウンド・オブ・ミュージック②ウエスト・サイド物語③マイ・フェア・レディ④雨に歌えば⑤メリー・ポピンズ⑥オペラ座の怪人⑦レ・ミゼラブル⑧キャッツ⑨王様と私⑩オズの魔法使い⑪シェルブールの雨傘⑫マンマ・ミーア⑬屋根の上のバイオリン弾き⑭美女と野獣⑮アナと雪の女王でした。

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