朝日新聞別冊beには、「47都道府県の謎」というコーナーがありました。このコーナーは、47回、9月25日で終了しました。
群馬の運動会には山の名前に使用が多い、岐阜は「口裂け女」が、大分が「から揚げ」の発祥の地である、大阪は難読駅名が多い。
愛知は県公認大使がたくさんいる、鹿児島は、桜島の灰を利用した商売がある、秋田には全国シェア100%の野菜の「とんぶり」がある。
三重には、「世界のカメヤマ」と誇るローソクを作る会社がある、熊本のソウルフード「太平燕」、富士山をめぐる山梨県の静岡県のライバル関係。
福井が幸福度ランキング4回連続総合1位、京都の伝統野菜37品目の普及、長野は9割超が県歌を歌える。
日本一人口の多い村は沖縄の読谷村、海なし県なのに、マグロ、アサリの消費が高い山梨、市内にモノレール最長営業距離世界一が走る千葉、納豆だけでなく、ほしいも1位の茨城、「地獄炊き」の長崎を紹介してきました。
前回がNo弐-21「都道府県の謎4」(4月17日)でしたから、大分ご無沙汰してしまいました。
では、今日は3問。
①鳥料理が多く食べられているのは何県?(4月3日)
②「とうふちくわ」をよく食べるのは何県?(6月26日)
③何でもとれる「フルーツ王国」と言えば何県? (9月11日)
①福岡県
・「鶏肉を使った郷土料理がたくさんあり、うどん屋さんにも、かしわうどんやかしわ飯がある。福岡はかしわ県、といってもいい」
・福岡といえば、牛のもつ鍋や豚骨スープの博多ラーメンなどで知られ、牛や豚を良く食べるイメージが強かったが、水炊きやがめ煮(筑前煮)も有名。
・人口10万人当たりの焼き鳥や鳥料理のタウンページ登録件数(2013)30.4件(1位)
・福岡市の鶏肉購入量21972g(全国平均17517g)、支出金額¥20422(全国平均¥16249)熊本に次いで全国2位(総務省家計調査18~20年平均)
・時を告げる鶏は古来、神聖視され、食用を禁忌とされたが、江戸時代の享保の大飢饉(1732) をきっかけに、福岡藩は鶏卵を専売品に定め、養鶏業を奨励した。産卵を終えた廃鶏や親鳥を食べる習慣が広まった。
・県農業総合試験場では、1987年「はかた地どり」を開発。全国地鶏・銘柄鶏3位の出荷羽数。
②鳥取県
・ここ10年の鳥取市民の豆腐とちくわの消費金額は全国トップクラス。
・とうふちくわの主原料は豆腐と魚のすり身で県内でもほぼ鳥取市内で製造販売。
・1648年岡山城から鳥取城に国替えとなった藩祖池田光仲は財政厳しき折、城下の庶民に質素倹約を奨励し、魚よりも豆腐を食べることをすすめた。
・漁港の整備が進まず、漁獲高が少ない一方で、大豆の栽培が盛んだったという事情もある。
・とうふちくわが注目されるのは、筋肉増強作用がある動物性たんぱくと筋肉の分解を抑制する植物性たんぱくを同時に摂取できる点。
③徳島県
・スダチは全国シェアでほぼ100%。スダチは、徳島では多くの家の庭にあり、もいでその日の料理に使う。
・ユズも生産量全国2位。みそに入れた「ゆずみそ」にして食べるなど、さまざまな用途で使われている。
・1960~70年代は「かんきつ王国」として鳴らし、「ミカン御殿」を建てた農家も多かった。
・かんきつ類は南部でとれるのに対し、鳴門市や北部ではナシやモモ、イチゴなどが収穫される。
・ふんだんな果実の秘密は、「暴れ川」とよばれる吉野川はたびたび氾濫し、肥沃な土を運び、水量が豊富で、全国6位の日照時間の効果もある。
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