競泳の山田美幸選手が女子50m背泳ぎで銀メダルで2個目のメダル。鈴木孝幸選手が50m自由形で銀メダルで5個目のメダルを獲得しましたね。すごい。
今日は「メダリストから学ぶ」をお休みして、違う視点でパラリンピックを見てみたいと思います。
★障がいの先天性と後天性はどちらが有利なのか?
スポーツニッポンに連載している乙武洋匡さんの「東京パラ 七転八起」の今日の記事からです。
・まずは車いすを使用する競技について何人かのアスリートに話を聞いてみた。
彼らが口をそろえて答えたのは「幼い頃から車いす生活を送っている選手の方がチェアワーク(車いすの操作)にたけている傾向がある。
だけど健常者として激しいスポーツをしていた経験も、やっぱり競技にはプラスに働くので、一概にどちらが有利とはいえない気がします」
・義足を使用するアスリートにも何人か話を聞いてみたが、「車いす」を「義足」に置き換えただけで、ほぼ同じ答えが返ってきた。
・視覚障がいはどうだろうか。「見えていた経験がある選手は、コーチからの指示を映像化してイメージすることができるんです。でも先天性だとそれが難しい。
ただ物心ついた時か目が見えていない選手は、最初から耳を頼りに生きてきた分、私たちには聞き取れない音まで聞こえていたりする。何が強みに働くかは分からないですね」(ゴールボール元日本代表キャプテン小宮正江さん)
・選手たちの話を聞く限りでは先天性か後天性かで有利不利が生じるということはなさそうだ。だが、それぞれにプレーの特色が生まれることは間違いない。
★聴力と聴覚
これもスポーツニッポンの乙武洋匡さんの「東京パラ 七転八起」の8月31日の記事からです。5人制サッカーを取り上げていました。
・彼らは、シャカシャカと鳴るボールの音だけでなく、足音やユニホームがこすれる音、息づかいや風向きなど、視覚以外のあらゆる情報を駆使して空間認識に努めるのだという。
・小さな音を聞き取る「聴力」と、音を聞き分ける「聴覚」は別物だという。
・「純粋な聴力は、僕も日本代表のチームメイトも人並みなんです。
ただ、僕らはボールを蹴った音だけで、蹴り足が右なのか左なのか、足のどの部位で蹴ったのかわかります。」(日本代表キャプテン川村怜選手)
・逆にボールを宙高く蹴りあげたり、一瞬ボールを止めたりすることで音を消し、相手をかく乱させるフェイントも駆使するのだという。
最後に今日の朝日新聞の写真が目に留まりました。
「十人十色 あるがままに」
・トライアスロン日本代表の谷真海選手が、1枚の写真に「みんなちがって、みんないい」の言葉を添えたツイッターが、大きな反響を呼んでいる。
・6人の仲間と選手村で撮った写真には、大会の理念である「多様性と調和」が表現されていた。
・ビートルズのアルバム「アビイ・ロード」のジャケットの写真のような構図で投稿された五輪選手の写真を見て、「私も撮りたい」と考えたという。
私もがるべるの仲間と撮りたくなりました。いつか必ず。
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