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No弐-152 メダリストから学ぶ13&新学期情報

  パラリンピックの競技が始まりましたね。昨日はゴールボールという競技を初めて見ましたが、興奮しました。そのほか車椅子バスケット、ラグビーへの関心もぐんと高まりました。

 朝のニュースやワイドショーでもパラオリンピアンのことは詳しく紹介されているので、目新しい情報にならないかもしれませんが、各新聞の情報から「メダリストから学ぶ」を復活させたいと思います。

 

★山田美幸選手のエピソード

・新潟県阿賀野市の中学3年生

・パラリンピックの最年少メダリストの記録を大幅に更新。従来は84年ニューヨーク大会陸上男子100mで銅メダルを獲得した16歳の嶋津良範選手が最年少だった。

・水泳の出会いは保育園時代。小児喘息克服と「お風呂でおぼれないように」という理由もあったと笑う。

・小学1年から地元の水泳教室に通い、2014年から競泳選手を目指して本格的な指導を受け始めた。

・もともとは自由形が得意の種目だった。「泳ぐと水を飲んでしまうから背泳ぎは大嫌いだった」でも、目標にしていたパラに出るため、自分の体に合った泳法を身に付けていった。

・両腕がないため、生命線は脚力だ。元々脚の力は強かったが、さらに独特の特訓で鍛えた。使ったのは重さが3キロほどあるプールの四角い排水溝のふた。体に括り付けたベルトでこの重りを引きずって泳いだ。

・自由形で身に付けた肩を小さく回して推進力をつける技術を背泳ぎにも生かした。

・代表入り後、初出場した昨年2月の国際大会で従来よりも障がいの思いクラスに変更。大幅なタイム短縮もあって、この1年で一気に世界トップクラスまで成長した。

・喜びを伝えたい人がいる。2年前にがんでこの世を去ったお父さん。幼少期は水泳の話をすると「俺も昔はカッパだったんだよ」と柔和な笑みで応じてくれた。

 父に捧げるメダルに「パパに私もカッパになりましたと伝えたい」と声を震わせた。

・座右の銘「無欲は怠惰の基である」

 

★鈴木孝幸のエピソード

・生来の負けん気の強さに、強化した体が加わり、メダルなしで終わった2016年リオ大会の雪辱を果たした。

・高校3年の時に初出場した04年のアテネ大会から5大会連続出場。

・12年のロンドン大会まで3大会で金を含む5個のメダルを取った。通算6度目。

・小学1年で初めて水泳教室に行った時、同年代の子に「なんで腕がないの?」と聞かれ、「えっ、あるじゃん」と短い方の右腕を上げて見せた。

・学校でも物おじせず、腕に靴をはめてサッカーに参加した。

・リオ後は徹底的に腹筋を鍛えた。両脚が短いためチューブで骨盤を固定して上体を起こすトレーニングを黙々と繰り返した。

 

★新学期情報

<読売新聞>

・新宿区、江戸川区は25日に始業式。

・三鷹市も市立小中学校22校は、25日に2学期スタート。コロナ感染による欠席16人、感染不安による欠席354人。登校に不安がある場合欠席扱いにしない。

・渋谷区、調布、多摩市は夏休み延長。

・神奈川県は7市町村が夏休み延長。横浜市は小中高など夏休み期間8月末まで。

・さいたま市は26日に始業式、27日から9月12日までハイブリッド授業実施。

・那覇市は29日まで夏休み1週間延長。30日~9月5日まで臨時休校。3日までオンライン授業。

・文科省は7月末から短時間で感染が判定できる「抗原検査キット」を国公私立の大学、高校に約45万回分配ってきたが、今後幼稚園や小中学校などに最大80万回分配布する。

 

<朝日新聞>

・埼玉県戸田市の市立小中学校18校は、25日学校再開。月内は午前授業。部活動停止。

・文科省は近く、臨時休校の判断基準となるガイドラインを示すことを決めた。

 

<神奈川新聞>

・厚労省が6~18歳の児童・生徒の感染場所を調べると、自宅が62.4% と最も多いが、学校でも24.3%が感染したことが分かった。