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No弐-147  ホッコリしてしまうお話2  

今日は、久々にホッコリしていただきましょう。前回はNo弐-78(6月13日)でした。例の朝日新聞の週末別冊版「be」の「いわせてもらお」から選びました。 

 

「いわせてもらお」傑作選2021-2

①「酒好きな男友だち」 お酒が大好きな男友達はランチを食べようと喫茶店へ入る直前、わざわざお店に電話して確認した。

彼「そちらにアルコールは置いてありますか?」店員「ハイ!置いてあります」

彼「ヤッター!」店員「入り口とトイレに」(2021.6.26)

 

②「そんな食材送られても」 居間のテレビの前を通ったらグ〇メ定期便のCMが放送されていた。男性キャスターが「この月は最後に死ぬまで楽しめます」と言った。

 ギョッとして思わず画面を見ると。その月には鍋セットが送られてくることになっていて「最後のシメまで楽しめます」が正解だった。(2021.6.26)

 

③「白内障手術」 最近、白内障の手術を受けたという、ご近所の旦那さま。どのくらい見えるようになったかを聞いてみたら、

 「おかげさまで、連れ合いの心の中までよく見えるようになりました」ですって。(2021.6.26)

 

④「口にチャック!」 おしゃべりな私は少しでも抑制しなければと、「口にチャック。口にチャック」といつも心がけている。

 ある日、役所へ手続きに行くと、書類に「口にチャックしてください」との記述があった。こんなところでも?そう思ってよく見ると「□(=四角の欄)にチェックしてください」。(2021.7.3)

 

⑤「魚(ギョ)っとした」 スーパーの鮮魚売り場で「まいどっ!」と威勢が良いイケメン店員に向かって「今日はさわらないの?」とほほ笑む84歳の母。

 一瞬、息が止まった。あぁ、今晩のおかずのことね。(2021.7.3)

 

⑥「『ん』?」 夫が裏口から「マンビキしたので手が汚れた」と言いながら入ってきた。

 「えっ、まさか、うちの人に限って」と驚き、どきどきしながら聞き返すと、畑のホウレンソウを「間引き」してきたとのこと。(2021.7.10)

 

⑦「セクハラ?」 ラジオを聞いていたら、男性パーソナリティが女性ゲストに「あなたはTバッグ派ですか?」と尋ねる声が。

 ちょっとセクハラじゃないの、と聞いているとゲストは「今が一番おいしい時期ですよね」と涼しい声。…新茶の話題だったのね。(2021.7.10)

 

⑧「変換!」 今春、小学生になった孫がLINEを使い始めたという。「ともだち できた?」と、メッセージを送ってみたら、すぐに返信が来た。

 どれどれ、と見ると「産んできたよひとり」。一瞬、考え込んでしまった。(2021.7.10)