· 

No弐-133  メダリストから学ぶ11

 遅くなりました。2回目のワクチンを打ってきました。これでも安心できないんですものね。いつになったら感染者数が減るのでしょう。

 昨日は、やはり女子バスケでしょうか?劇的な逆転をやってのけたチームは強いですね。平均身長は176㎝で出場12カ国中で2番目に低いそうですが、速さ、運動量、外からのシュートがあります。魅力的なチームになりました。明日の決勝は、ぜひ応援したいと思います。高学年の体育のバスケの授業に生かしたいですね。

 

 空手の男子の形は、喜友名選手はいつも通りの迫力ある演武でしたね。決勝の得点28.72対27.66でした。女子の決勝は、28.06(サンチェス選手)対27.88(清水選手)でしたから、いかに高得点で完成度が高いか分かります。

 

★喜友名諒選手のエピソード

・5歳で地元道場で空手を始める。

・中3で両親に連れられ、元世界王者の佐久本嗣男さんが師匠を務める別流派の道場へ足を運んだ。約束したのは、休まず稽古を続けること。

・佐久本さんの教えは「一瞬でも気を抜いたら、死を意味すると思え」。仮想の敵との攻防を演じる形の稽古は常に緊張に満ちている。

・「一切妥協をしない、努力の天才。誰かが止めないと何時間でも稽古する」(佐久本さん)

・海外遠征で同部屋だった選手によると「朝起きたら、(喜友名は)猛稽古で汗だくだった」

・喜友名が入院した時、見舞いに訪れた人は病室にダンベルがあって驚いたという。

・世界選手権は14、16、18と3連覇中。全日本選手権は12~20年と9連覇中。

・プレミアリーグ通算19勝はギネス世界記録に認定。

・19年2月五輪での活躍を誰よりも楽しみにしていた最愛の母親が57歳で死去。

 母の遺影を手に表彰台に上がっていました。柔道の井上監督を思い出してしまいました。

・弟子に厳しい佐久本氏も「満点をつけてあげたい」と圧巻の演武を絶賛した。

 

 レスリングも強かった。向田さんの予選の戦いぶりを見て、負けないと思っていましたが。

★向田真優選手のエピソード

・6歳で初めて臨んだ大会で男の子に負け、3位の表彰台で悔し泣き。

・負けたくない。練習に打ち込み、小3から全国大会4連覇。

・中学で地元を離れてJOCエリートアカデミーに入校。卒業後は至学館大に入学。

・55キロ級2016年世界選手権金、2018年世界選手権金、

 53キロ級2017年世界選手権銀、2019年世界選手権銀。

 明らかに53キロ級での動きが悪かった。五輪には55キロ級がない。減量法が重点課題だった。今回は自炊することで減量に関しては全く不安がない。

・貧血気味だったため、原因と思われる足裏への衝撃を避けるため、走り込みからバイクトレーニングに切り替えた。

・コロナ禍では婚約者のコーチと河川敷で打ち込みや走り込みなど二人三脚で東京のマットに向かってきた。

・婚約者のコーチは、東京五輪が終わるまで婚姻届けを出すつもりはなかった。向田真優としての金メダルにこだわったからだ。今大会後に結婚する。

「一生一緒にいたいと思える人と出会った。恋愛も競技も諦められない」

 名言ですね。