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No弐-129  オリンピックあれこれ

 昨日は、野球のアメリカ戦逆転勝ちに興奮しました。予選のドミニカ共和国戦でまさかの大逆転をやってのけたので、きっと試合をひっくり返す予感がしていました。卓球の混合ダブルスもそうでしたが、奇跡を起こすとメンタルが強くなるんですね。期待してます。

 

 昨日の記事との関連で注目してみると、体操女子床運動で57年ぶりの銅メダルに輝いた村上茉愛選手は、3歳から体操を始めました。

 レスリング・グレコローマン60キロ級で銀メダルに輝いた文田健一郎選手は高校の監督を務める父親の影響でした。中学1年から本格的にレスリングを始めました。

 

 日本男子がレスリングで獲得した21個の金メダルのうち、グレコローマンは4個です。

 グレコローマンの語源は「ギリシャ、ローマ」と言う意味。古代ギリシャが発祥で、古代ローマで進化したレスリングが原型と言われ、投げ技が魅力です。

 古代ギリシャの哲学者プラトンもレスリングの選手でした。

 選手は「シングレット」と言う白いハンカチをユニフォームに中に入れますが、ケガなどで流血した時、すぐに拭くためで、持っていないと失格になるそうです。

 

 今日はこんな記事に注目してみました。

★柔道躍進の要因(7月31日朝日新聞朝刊より)

 柔道は、7日連続の金メダルで史上最多の9個の獲得となり、大躍進を後押しした要因をこう捉えていました。

①ルール改正

・それまでは反則ポイントが1つでも差があれば勝ち。だが「技によるポイントが指導3回による反則負けのみ」で決着することに変わった。

・相手を技で制する技術が求められ、幼少期から投げ技、寝技をしっかり指導されている日本勢が有利になった。

②地の利

・今回、日本選手団は選手村に入らず、試合前々日までは宿泊も兼ねた味の素ナショナルトレーニングセンターで万全の調整をし、畳に上がっている。

・外国勢は、選手村から練習会場の講道館に移動して、1日1時間ちょっとの調整練習のみ。

③無観客

・過去の五輪では、会場の興奮度が伝わり、いつも通りの柔道ができない日本選手がいた。

・審判が声援に引っ張られる判定もあった。

・今回は、観客の声援がない分、周りに惑わされず、選手らは稽古でやってきたことをきちんと出せる環境がある。それも自力のある日本選手には追い風になった。

 無観客は人それぞれだと思いますが、地の利による練習環境の差は大きいかもしれませんね。

 

★男女混合競技

 柔道の混合団体も新種目でしたが、面白かったです。他には、陸上「混合1600mリレー」、競泳「混合400mメドレーリレー」、卓球・バドミントン・テニス「混合ダブルス」、セーリング「混合ナクラ17級」、射撃「混合10mエアピストル団体」「混合10mエアライフル団体」「クレー・混合トラップ団体」、アーチェリー「混合団体」、トライアスロン「混合リレー」がありました。

 今後、混合種目は増えていきそうですね。

 

★タトゥー

 今回のオリンピックでは、タトゥーをしている選手を多く見ませんか?

 これも「多様性」なのでしょうか?日本では、温泉やプールなどに「刺青のある方の入場お断り」の札が掲げられているのをよく見かけますが、偏見は見直されるきっかけになるかもしれませんね。