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No弐-122 メダリストから学ぶ2

 昨日は、卓球混合ダブルスに感動しました。前日の準々決勝のまさかの逆転勝利を見ていたので、もしかすると奇跡が起こるかなと期待していました。しかし、相手は中国。最初に2セット取られた時は高い壁だなと思っていると、3セット目を取ると流れが変わっていきましたね。勝利が決まった瞬間、思わず雄叫びを上げてしまいました。

 2人の目新しいエピソードは見つからなかったので、今日は大野さんと西矢さんのエピソードを紹介します。

 

★大野将平選手のエピソード

・リオデジャネイロ大会後、約1年間休養し、天理大大学院で「柔道『大外刈り』の効果的な施技方法に関する研究」と題した修士論文を執筆。得意の大外刈りでの相手を崩し、技の姿勢を取って、決めるまでの一連の動きを科学的に動作解析した。

・競技に復帰したのは約1年後。技のキレが戻るのに時間がかかり、18年4月、国内大会で1本負けした。それ以降は無敗で駆け抜ける。

・今年1月には、大学時代の練習パートナーが急死した。「生きたくても生きられない人がいる。自分は生きているだけで幸せだ」

・「防衛的悲観主義」を掲げ、自分自身を疑う稽古を続けた。

 「自分をずっと疑い、『俺は強いのか』と常に自問自答している」との哲学は揺るがない。

 稽古では抑え込まれた場面や逆の左組みを設置し、逆境に耐えてきた。

・試合開始の1時間半前、畳の上に一番乗りし、大の字になって天井を見上げた姿があった。さらに、畳に落ちていたちりを拾った。

・「勝負の世界には絶対はないと感じた。でも、圧倒的から絶対的と言うところには近づけた」

 

★西矢椛選手のエピソード

・スケートボードをやっていた兄の影響で6歳からスケートボードを始めた。

・趣味程度の経験がある父親に教わり、技はSNSのトッププロからアイデアを得た。父は動画をひたすら研究し、的確なアドバイスを送った。

・新しいパークができれば、地元の大阪から遠くは福井県まで車で滑りに行き、技を磨いた。

・練習は1日3~4時間。雨の日は完全オフ。

・2019日本選手権5位(11歳)。同年「Xゲーム」準優勝。21年世界選手権銀。 

・「木に花が咲くように力強く生きてほしい」という名前の由来の通りに育った。

 

 東京五輪の開会式の視聴率は56.4%を記録したそうです。これは過去の五輪開会式では64年の前回東京大会の61.2%に次ぎ、過去10年の視聴率では最高の数値。

 高視聴率の背景は①コロナ下の巣ごもり②国民の反五輪感情だとか。

 ちなみに歴代視聴率1位は1963年の第14回NHK紅白歌合戦(81.4%)でした。