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No弐-117 横綱誕生

 ソフトボール、やりましたね。ニッポンチャチャチャ!

 今日から4連休だそうですが、夏休みに入ってしまうとピンときませんね。

 今日は「海の日」だそうですが、私にはあまり馴染みがないので調べてみました。

 海の日は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨で、1995年に祝日に制定され、翌年に施行されました。

当初は7月20日でしたが、2003年の祝日法の改正で「7月第3月曜日」となりましたが、今年は五輪開催で今日に移動しました。

 

 世界の国々の中で海の日を国民の祝日としている国は唯一日本だけなんだそうです。

 祝日になる前は、「海の記念日」。これは、1876年(明治9年)の明治天皇の東北巡幸の際、軍艦ではなく、「明治丸」という灯台巡視船で航海し、3日間の荒波を乗り越え、7月20日に横浜に無事帰港したことが海洋国日本の幕開けにふさわしいということで定められたんだそうです。

 例年、海の日には、ボートレースやマリンスポーツなど、海に関連するイベントが開催され、灯台も一般公開されるところも多いそうです。

 

 さて昨日は、照ノ富士が第73代横綱昇進を正式に決めたニュースが流れました。

 稀勢の里以来4年半ぶりの横綱誕生です。口上では「不動心」という言葉を使ったそうです。不動心を調べてみると「何事によっても揺れ動くことのない精神、不動の心を意味する表現。動揺したり浮ついたりすることのない、泰然とした境地を意味する語」(実用日本語表現辞典)と書いてありました。

 

★横綱の待遇

・月給は大関よりも50万円増の300万円。付け人は10人前後(大関は5人程度)

 

★土俵入りの型

 明治時代後期に確立したと言われている雲龍型と不知火型。この二つの型の名前は10代目横綱雲龍、11代目横綱不知火が由来です。

 雲龍型は、「攻防兼備の型」で、せり上がりで左手を脇腹に当て(守り)、右手を伸ばす(攻め)を表します。

 不知火型は、「攻撃の型」で、せり上がりで両手を伸ばします。現在の白鵬の土俵入りはカッコいいです。

締める綱の形も違い、雲龍型は輪が1つ、不知火型は輪が2つで長くて重たいそうです。

 照ノ富士は、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と同じ「不知火(しらぬい)型」を選びました。

 

 照ノ富士が入門するまでの興味深いエピソードが書かれてありました。

・ムンフバトさん(白鵬の父)の知人が照ノ富士の親類という偶然の縁。

・ムンフバトさんは少年の頃から目を掛け、「将来は大相撲かモンゴル相撲をやりなさい」と体育学校の入学を勧めた。

・照ノ富士は柔道の練習が辛くて登校拒否になったが、ムンフバトさんは照ノ富士を見捨てず、別の柔道クラブを探してあげて応援を続けた。

・照ノ富士を白鵬に会わせた日、ムンフバトさんは「この子は強い力士になる」と紹介した。

・同じころ、照ノ富士は家族旅行で来日すると、国技館の前で相撲関係者に声をかけられて稽古を見学。観光に行かず、部屋に通った。

・帰りの飛行機で「また日本に戻ってきたい。力士になりたい」と母に漏らした。

・17歳で飛び級で大学に合格するほど学業も優秀だった。

・両親は「資源開発の技術者になってほしい」と願ったが、日本行きの夢をあきらめなかった。

・200人を超える若者から選抜され、逸ノ城と共に鳥取城北北高校に相撲留学し、19歳で初土俵。

 白鵬の父が恩人だったとは知りませんでした。どんな横綱になるか楽しみですね。