今日は、1学期終業式の学校が多かったのでしょうか?お疲れさまでした。
今日の朝日新聞朝刊「生活」欄にあったニトリホールディングスの似鳥昭雄会長の記事が目に留まりました。
★普段の生活の様子
・注意力が散漫。今でも人の言っていることをずっと聞けない。
・整理整頓もできなくて、机の上は書類だらけ。
・なくし物も多くて、身につけるありとあらゆるものをなくす。カバンも忘れてきてしまう。
★診断
・3年ぐらい前にテレビで発達障害の特徴や種類を紹介していて、そっくりだなと思った。
・専門の医師に診てもらって、自分でも本や文献を調べて、正真正銘の発達障害、ADHDということがわかって、ホッとした。
・周りからは変わった人だと言われている。
・家内も「あなたは誰でもやれるようなことはやれないで、誰もやらないことがやれる」
・障害のおかげで、人が考えつかないようなことを考えられる。
・「発達障害に生まれてよかったな」と思う。
★子どもの頃
・「他の人と違う」ということは、子どもの時から思っていた。
・先生の言っていることを1分も聞けない。理解できない。
・漢字も書けない。小学4年になっても自分の名前を漢字で書けない。
・クラスではいじめられたり、馬鹿にされたり、成績はいつもビリ。
★青年期
・高校に入っても勉強はダメ。誰も思いつかないカンニングの方法を考えよう。ギリギリ卒業できた。
・この頃から人のやらないことをやろうと考えていた。
・松下幸之助やエジソンに触発された。
・こんなのがあったら便利だなと、いろんなアイデアを考えて、図面を描いたりしていた。
★仕事スタート
・家具屋をはじめたのは23歳の時。毎月40万円の売り上げしかとれない。
・お見合い8人目で接客上な奥様と結婚。売り上げが2倍。
「家内は僕の第一の恩人です」
・27歳の時に倒産しそうになり、アメリカの家具研修に行き、人生観が変わる。
一生かけて日本暮らしを豊かにしたい。
30年計画「30年で100店舗、売り上げ1千億円」
・好きなことは集中できる。
・大きな壁にぶつかると苦しいが、打ち破るたびに成長したような気がする。
それが、今現在、ここまで大きくなった要因かなと思う。
★アドバイス
・自分が何を得意かは、いろんなことをやって、自分でみつけること。
・人間、一つくらい何か「これ、いけそうだな」と言うのがあるはず。それを早く見つけること。
・長所が見つかると、短所は隠れてしまう。
・僕も百のうち一つしか長所はないけど、あとのいろんな短所は「1年やってここまで成功しているからいいか」ということになる。
・人の欠点ばかりみて叱るのは最悪。
・短所はもう仕方が無い、なおらない。
・親も、小さい頃から子どもの向いている物を探し出して「これ、やってみたら」と言ってあげることが大事。
いかがでしたか、子どもたちに話してみませんか?
あら?明日は授業がないんでしたよね。2学期の始業式に話してみてはいかがでしょう?勇気づけられる子はきっといるような気がします。
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