7月10日(土)読売新聞朝刊「ニュースの門」からです。「ハイテクで涼 東京五輪の夏」と言う見出しでした。五輪まであと10日に迫ってきました。どんなハイテクで涼しくするのか関心を持ちました。
・前回の東京五輪(1964)に比べ、日本の平均気温は約1度、東京は約2度上昇。
・東京の上昇幅が大いのは、アスファルトが地面を覆い、車や建物から大量の熱が排出される「ヒートアイランド化」進んでいるため。
・熱中症による国内の死者は、昨年まで3年連続1000人超え。86人だった64年の10倍以上。
紹介されていたハイテクは4つ。
①最新型ミスト(パナソニック) 新橋駅前の広場に設置。特殊なノズルを開発し、水の粒を6~10マイクロ・メートルと極小にした。
ミストを浴びると濡れた感じがないのに、ひんやりする。体感温度を約7度下げた。
この製品は五輪のトライアスロン会場になるお台場に設置。
②蓄冷剤を内蔵できるグラブ(デサント) 冷たすぎない「12度」を20分間維持し、手のひらの血管を通じて深部体温を下げられる。
濡らしたタオルを首に巻くのも効果的。
③ウェブサービス「TOKYO OASIS」(Green Tokyo研究会) スマホで日陰の多い快適なルートが検索できる。
現在地から緑が多く快適に過ごせる「オアシススポット」までのルートを検索すると、日陰を通る割合が高いルートが地図に表示できる仕組み。
④遮光素材「サマーシールド」を使った日傘(東レ) 特殊な3層構造で、遮光率100%、紫外線カット率99%以上。一般的な日傘に比べ約4度以上涼しい。
幻になってしまった国立競技場の暑さ対策に注目したのが夏に強まる南東の風。
この風を上層スタンドに設置した「風の大庇(ひさし)」に当てて、スタジアムに取り込み、フィールドや観客席にこもる熱や湿気を外に逃がす。
逆に冬は、北西からの冷たい風をブロックする。
大庇を17区画に分け、区画ごとに適切な木の設置間隔を決めるため。1000回の模擬計算を行った。
私もこれらのハイテクを1つでも体感してみたいと思いました。
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